長城で気功の八段錦を學び、古北水鎮で太極拳を學び、中國醫學の病院で秋梨膏(咳止めシロップ)を作り、中國醫薬フェイスパックでお肌のお手入れ――といったような文化的特徴豊かな中國醫學の要素が、北京で癒しの旅を體験する中國國內外の観光客をますますひきつけている。北京市観光発展委員會は今年、490萬元(約9250萬円)を投じて、中國醫學癒し文化ツアーの開発と宣伝を行っており、現在までに中國青年旅行社、中國國際旅行社、中旅途易旅遊有限公司、攜程旅行網、北京環亜風景國際旅行社等の旅行會社5社が13ルートの中國醫學癒し文化観光ツアーの観光客受付をすでに始めている。観光発展委員會によれば「中國醫學癒しの旅」は北京市の4つの高級志向の?カスタムツアーの一つで、このほかに「スポーツ観戦の旅」、「とびきりの文物所蔵品の旅」の他、來年本格的に立ち上げる「文化ショーの旅」があり、この4つのツアーは將來的に北京の高級志向の?カスタムツアーの金字塔となるだろう。北京晨報が伝えた。
1.中國醫學癒しのカスタムツアー 外國人が八段錦を學び、「望聞問切」を體験
中國青年旅行社のインバウンド?オンライン旅行事業部の翟毅総経理は「中國醫薬の癒しとは外國人観光客に薬を売りつけることではなく、旅行のコンテンツの一つとして體験してもらうことだ」とし、ツアーを作り上げる中で、中國醫學や醫薬の要素を一般的な観光ルートの中に盛り込み、中醫養生園、植物研究所、中醫薬大學、東直門中醫院、中醫薬博物館など中國の古くからの中國醫學?醫薬文化の要素を含んだすべてを外國人観光客の體験プログラムに取り込んでいる。また旅行會社は観光客を長城に連れて行き、プロのインストラクターを雇って外國人に太極拳や八段錦を練習してもらう。
「望聞問切(醫師が患者に対し重要視する四つを表し、目で察し(望)、耳でよく聞き(聞)、質問し問いただし(問)、指で擦る (切)こと)」とは中國醫學における最も特徴的な診療方法で、中國醫學の病院で外國人観光客は中國醫學の診察を體験することができる。當然ながら體験がメインで、醫者との交流を通じて、観光客に中國醫學と西洋醫學の異なる點を感じてほしいというのがその目的。この點は外國人旅行客にとって非常に新鮮だろう。