現(xiàn)地時間12日午後7時半、國連気候変動?xùn)樈M條約第21回締約國會議(COP21)の會場は沸き立った。196の締約國が「パリ協(xié)定」の採択で合意したのだ。(文:厳諍?太和シンクタンクシニアフェロー。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
パリ協(xié)定は完璧なものではない。だがそれは世界の気候変動対策プロセスにおける一里塚的意義を持つことに影響を與えるものではない。國連の潘基文事務(wù)総長は「歴史はこの日を記憶するだろう」と述べた。パリ協(xié)定は國連気候変動?xùn)樈M條約、京都議定書と同様に重要な意義を持つ。協(xié)定は計29條で、2020年以降の世界の気候変動対策について方針をまとめた。COP21の成功には3つの大きな理由がある。
第1に、議長國の盡力。2012年9月にフランスのオランド大統(tǒng)領(lǐng)が今年11月30日のCOP21開催を発表して以來の3年余り、オランド大統(tǒng)領(lǐng)とCOP21議長のファビウス外相は世界各地でシャトル外交を展開。特にここ1年、フランスの指導(dǎo)者は気候変動に常に言及してきた。
第2に、取り組みの方式が有力。COP15以降、人々はトップダウンの強制性が通用しないことを認識した。したがってCOP21はボトムアップの「國の自主的貢獻」モデルを採用。各國が自らの発展狀況に基づき気候変動対策の目標を決めることを認めた。中米両國が2014年に率先して排出削減目標を発表して以降、すでに187カ國が國連気候変動?xùn)樈M條約事務(wù)局に「國の自主的貢獻」文書を提出した。また、効率を高め、合意形成を容易にするため、具體的交渉事項は閣僚級高官に委ねられた。
第3に、主要國の支持。世界最大の炭素排出國である中國と米國の気候変動問題における一挙一動を世界は注目している。COP21は「中米の新型の大國関係の構(gòu)築」の良い例となった。2014年11月のAPEC會議期間、習(xí)近平國家主席とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)は「中米気候変動共同聲明」を発表。2020年以降の排出削減目標を初めて明らかにした。2015年9月の訪米時、習(xí)主席とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)は「中米首脳気候変動共同聲明」を共同発表した。12月11日、COP21閉幕の前日、まさに交渉が最も膠著していた時、習(xí)主席とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)は電話で會談し、COP21の成功を後押しする決意を重ねて表明した。
COP21は世界の気候?qū)澆撙酥袊瑓嫟工胫卮螭蕦g踐だった。
11月30日、習(xí)主席はCOP21開幕式で行った重要演説で、世界が気候変動の重大な試練に対処するための方向性を指し示した。習(xí)主席は「中國は一貫して世界の気候変動対策の積極的な參畫者だ。中國政府は気候変動分野の南南協(xié)力政策の約束を真摯に実行し、今年9月には200億元規(guī)模の中國気候変動南南協(xié)力基金の設(shè)立を発表した」と指摘した。