中國の技術が向上し、日本円の安値が続く中、韓國製造業が中國に対する技術的強みと日本に対する価格的強みを失いつつある。中日に両側から挾まれ、なんとかして生きる道を探している。「國際商報」が伝えた。
▽すべて中日のせい?
年初以來、韓國の輸出が目立って減少している。5月と10月に輸出額の前年同月比減少幅が11%と14.9%の2けたに達したのに続き、11月は15.8%減少の434億7千萬ドル(1ドルは約122.2円)となり、2009年8月以降で最大の減少幅となった。
韓國によると、中國の技術の向上と日本円の値下がりを受けて、韓國企業が強みを失いつつあり、中日に両側から挾まれた狀況だという。
韓國の全國経済人連合會がこのほど発表した調査報告書「韓中日の競爭力の現狀」によると、調査対象となった韓國の主要業界団體のうち、79.2%が「中國は技術面で韓國を追い抜いた、または今後3年以內に韓國を追い抜く」との見方を示し、65%が「韓國は技術面でまだ日本に後れを取っている」とし、70%が「韓國の価格面での競爭力は日本と同程度か、日本に負けている」と答えた。
中日両國との競爭力の見通しについての質問では、91.7%が「韓國は中國との競爭で先に立つことができるとは思えない」とし、65%が「韓國の日本に対する相対的な競爭力はさらに減退するだろう」とした。