2018年も終わりに近づき、婚活サイト「珍愛網」は、今年を総括した「2018年獨身者調査報告」を発表した。同報告では、一線?二線都市に住む「都市青年」と三線?その他地域に住む「小鎮青年」の戀愛?結婚観の違いが分析されている。一線都市は、引き続き、獨身者が多く住むエリアであり、彼らは、仕事が忙しく、ストレスが大きいといった特徴を備えている。これに対し、小鎮に住む青年は、自信がなく、社交性に欠ける傾向がある。「獨身から脫出したい」という欲望は下降しており、「受け身」な姿勢の獨身男女が7割を上回った。獨身から抜け出すための主な方法は「お見合い」で、都市部の青年は「婚活アプリ」を、小鎮の青年は「親戚による紹介」を、それぞれ頼みの綱としている。戀愛?結婚相手に求める最低収入は、都市部の青年が8千元(1元は約16.1円)、小鎮の青年が3千元だった。北京晨報が伝えた。
〇獨身者の傾向:都市青年は「獨身に焦燥感」、小鎮青年は「仏系」
珍愛網の調査データによると、「戀人いない歴」は、「3年以上」が最多で59.46%を占め、「2年(23.84%)」と「1年(16.7%)」がこれに続いた。このデータから、獨身者の6割近くを占める「戀人いない歴3年以上」の人々にとって、獨身から脫出することがますます難しいことが見て取れる。獨身という狀態に直面して、都市に住む獨身者の約7割は、「ひとり者であることに焦りを感じている」と答え、「焦燥感」は、小鎮に住む獨身者よりかなり強かった。
また、「獨身から脫出しなければならない」という切迫感にも大きな差があった。統計データによると、「都市青年」のうち、「半年以內に獨身から脫出したい」と答えた人は50%を上回り、うち30.71%は「1ヶ月以內に脫出したい」と答えた。このほか、「1年以內に脫出したい」は29.17%、「縁があればなので、時期は気にしない」は15.15%だった。都市青年と異なり、小鎮に住む青年のうち、「縁があればなので、時期は気にしない」とした人は約半數に達した。
〇「獨身脫出」の欲求下降 「受け身」が約7割
獨身をめぐる個人的狀況についていえば、「都市青年」であろうと「小鎮青年」であろうと、いずれも極めて受け身な姿勢となっている。珍愛網の統計データによると、獨身男女の51%は、「自分が獨身であることを自ら言い出すことはない」と答え、「自分が獨身であることは、仲の良い友人にしか知らせていない」とした人は33%、「いつも獨身であることの內容をSNSに投稿する、または、人と會うときは常に自分が獨身であることを話す」とした人は1割にとどまった。また、獨身脫出のための行動については、「人に誰か紹介してほしいと自ら頼むことはない」と答えた人は7割を上回った。
このほか、理想とする結婚年齢については、獨身者はほぼ同じような意見をもっていた。統計データによると、獨身男女のうち、「27歳から30歳が理想の結婚年齢」と答えた人は4割を上回り、「30歳から33歳まで」は3割を占めた。
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