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中國の自動運転車が今年中にも量産化

人民網日本語版 2018年02月28日14:29

バルセロナで開催中の攜帯通信関連見本市「モバイル?ワールド?コングレス2018」において、ファーウェイのスマホで操縦するポルシェのスポーツカーが、各國メディアから注目を集めた。この自動運転車は走行中、突如現れる自転車や犬を回避することもできる。本大會において、自動運転は5Gと密接に関連することから、各社の展示の見どころになった。ZTEも會場でクアルコムと事業提攜して次世代車用通信網の構築を促すと発表した。科技日報が伝えた。

中國移動(チャイナモバイル)研究院の陳志剛研究員は、「OSをスマートカーの脳とするならば、通信ネットワークは大動脈だ」と話す。

5Gは4Gより多くのノードと連結でき、かつ大量のデータを伝送できる。そのため情報交流が複雑な自動運転に適している。一部の専門家は、自動運転は5Gの現時點で予想しうる、唯一の重大応用例だと判斷している。

陳氏は、「ファーウェイはLTE-V2X分野で、非常に高い技術力を持つ。ファーウェイが公開したLTE-V2X性能試験結果によると、ダイレクト通信のカバー範囲は1キロ以上に達し、高速?高密度條件下の通信遅延は20ミリ秒以內だ。中國3大通信事業者が全國範囲で構築した通信ネットワークは、LTE-V2Xの基礎を築いた。中國移動の基地局の規模だけでも300萬を超えている」と述べた。

上海市と杭州市は現在、中國移動を中心としLTE-V2X試験を展開している。陳氏は、「中國のチップメーカーは車載環境に適した計算?通信用チップの開発を加速するべきだ。この分野では、クアルコムとインテル、NXPが先行している。また中國の通信事業者は雄安新區や北京市、上海市、重慶市などの重點地域で、LTE-V2Xネットワークの構築を加速するべきだ」と提案した。

百度は昨年末、雄安新區で世界トップのスマート移動都市を構築すると宣言した。これはまた「中國で初めて信號機と渋滯のない、先進的なスマート交通管理システムを持つ、交通管理部門の大量の人員による管理を必要としない都市になる可能性がある」という。科技日報の調べによると、その自動運転車は現在、北京市の亦荘開発區や未來科學城、稻香湖などで路上実験中で、2020年までに高速道路と市街地の道路で自動運転を実現する見通しだ。

公式情報によると、百度は金龍客車と事業提攜しており、今年中に中國初の自動運転循環マイクロバスを量産化させる予定だ。百度は今後2年に渡り、北京汽車や江淮汽車、奇瑞汽車と事業提攜し、量産化させる予定だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年2月28日

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