金竜第2世代自動運転微小循環バスの外観(廈門金竜聯合汽車工業有限公司の公式サイトより)
中國検索大手の百度は先週、提攜先との戦略的協力協定に署名した。これにより2018年にも実用クラス自動運転微小循環バスの小規模量産と試験運行を実施する計畫だ。中國自動運転バスの完成車設計、量産標準、道路走行モデルの模索の先例となる。
百度の自動運転市場への進出は、中國企業のAI(人工知能)における野心を示している。百度と廈門金竜聯合汽車工業有限公司が共同開発する金竜客車第2世代自動運転微小循環バスは、特定シーンでの完全な自動運転を実現する。主な応用シーンは、公共交通網が屆かない「最後の1キロ」の不便を解決すること。自動運転のソリューションプランを提供するほか、百度自動運転プラットフォーム「アポロ」はさらに、マンマシンインターフェースシステム、特定シーンの需要構造、微小循環特定自動運転システムなどの設計にも參加する。
習近平総書記は中國共産黨第19回全國代表大會(第19回黨大會)の報告で、「先進製造業の発展を加速し、インターネット、ビッグデータ、AIと実體経済の深い融合を促す」と指摘した。このように中國政府はAIをすでに國家戦略として確定している。2030年までにAI理論?技術?応用の全體を世界トップ水準にし、世界の主要AI革新センターになることを目指している。また、中國の同分野の國際科學技術論文発表數、発明特許取得件數は世界第2位になっている。
世界的に有名なコンサルティング會社のPwCは報告書の中で、AIは現在から2030年にかけて、世界のGDPを14%成長させると予想している。ゴールドマン?サックスも先ごろ「中國がAIで臺頭(China's Rise in Artificial Intelligence)」と題した報告書の中で、「AI発展をめぐり、中國には人材?データ?インフラなどの條件が揃っている。経済規模は世界第2位で、政府がAIを支持する多くの政策を打ち出している(「インターネット+」行動計畫など)。中國にはさらに百度、アリババ、テンセントなど、數多くのIT企業がある」と分析している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月26日
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