中國が獨自開発した次世代ステルス戦闘機「殲-20」が空軍の作戦部隊に配備されたとの情報が伝わるや、中國は國を挙げて奮い立った。殲-20についての理解を深めるため、王明志?空軍指揮學院教授に話を聞いた。
【記者】殲-20の作戦部隊配備は、中國空軍の発展の歴史において畫期的な戦略的意義を備えるものと言える。その意義は主にどのような面にあるか。
【王氏】ステルス戦闘機「殲-20」の空軍作戦部隊への配備の戦略的意義は主に次の面にある。
(1)第19回黨大會で確立された習近平による軍事力強化思想の、空軍のモデル転換?発展に対する戦略的先導作用を十分に體現した。
(2)空軍が新しいタイプの空と宇宙の安全保障上の脅威に対する対処能力を著しく高めることを意味する。現在、空と宇宙の安全保障上の脅威は國の安全の全局に関わる。米軍は戦略的重心をアジアにシフトする中、ステルス戦闘機を中國側最前線に頻繁に派遣している。日韓印もステルス戦闘機の導入と発展に力を入れている。中國空軍は空中のステルスの脅威への対処能力を高めることを差し迫って必要としている。ステルス戦闘機「殲-20」の空軍作戦部隊への配備は、國の空と宇宙の安全維持に対する空軍部隊の支えを示すものであり、非ステルス戦闘機と陸上対空システムでステルス戦闘機に対抗する態勢を変え、ステルス戦闘機の脅威への有効対処能力を顕著に高めた。
(3)空軍の主力航空裝備システムの一層の整備を意味する。殲-20の配備は、空軍作戦部隊の主力航空裝備の構成を変え、「第4世代裝備を骨幹、第3世代裝備を主體、情報裝備を支え」とする裝備システム構造を徐々に形成し始め、空軍の「攻防兼備」戦略モデル転換を大いに加速した。
(4)空軍の通常抑止能力と情報化空中戦爭への勝利能力が著しく高まることを意味する。空軍の次世代ステルス戦闘機である殲-20は、空の戦場で「先に敵を発見し、先に敵を攻撃し、先に敵を粉砕する」能力を備えており、敵の非ステルス戦闘機に対して圧倒的優勢に立ち、中國の安全を脅かそうとする現実的及び潛在的な敵に対して強大な空中抑止力?攻撃力となる。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年2月27日
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