中國青年報がこのほど、他人の身分情報を悪用して婚姻登録情報の詐欺を行うという問題を報道したことに対し、中國國家民政部(省)社會事務司は、「民政部は全國婚姻登録情報システムのアップグレード?改造を速やかに推し進め、法院(裁判所)、外交部(外務省)、公安部など各部門との情報共有を加速し、現有の婚姻歴データの記録補足を推進し、婚姻登録データベースの完備を目指す」との方針を示した。また、民政部門は、積極的な措置を講じ、重婚や結婚詐欺の発生件數を減らす構えという。中國青年報が伝えた。
民政部社會事務司の擔當者は、「民政部門は、長期にわたり、婚姻登録情報データの構築を重要任務として推進してきた。現時點で、全國県級以上の婚姻登録機関では、リアルタイムのオンライン登録とネットワーク化がほぼ実現しており、婚姻登録業務の精確性とスピードを大幅に引き上げることを実現している」と紹介した。
民政部は、さらに、「金民工程(社會福祉事業プロジェクト)」の実施を加速し、全國婚姻登録情報システムのアップグレード?改造を推進する。同時に、「全國婚姻登録管理情報システム管理弁法(試行)」の推進を各地方政府に促し、システム管理?管理責任の維持を強化し、ネットワーク化の安定性を引き上げる。また、裁判所?外交部?公安部など各部門との情報共有を加速させ、現有の婚姻歴データの記録補足を推進、婚姻登録データベースの完備を目指す。
また、民政部は、積極的な措置を講じ、重婚や結婚詐欺の発生件數を減らす方針。國家発展改革委員會、中國人民銀行、民政部など31部門と共同で発表した「婚姻登録をめぐる深刻な信用失墜行為者に対する共同懲戒に関する協力覚書」を徹底実施し、「1ヶ所で信用を失墜すれば、各所で制限を受ける」という信用失墜行為に対する懲戒體制を構築し、婚姻登録をめぐる深刻な信用失墜行為者に対する共同懲戒の力度を高める。
ハードウェア面では、民政部は、婚姻登録情報管理システムネットワーク化の安定性を高め、部門間の情報共有を加速し、各級婚姻登録機関に対し、顔認証システム、指紋採集による照合、身分証カードリーダーなどの技術設備を現場に導入するよう指導し、婚姻當事者の個人情報照合の精確度を引き上げる。
人材トレーニングについては、民政部は、婚姻登録機関の管理者?職員に対する研修を強化し、職員の審査識別能力を引き上げる。また、違法犯罪の疑いがある案件について、民政部門は関連部門と連攜した取り締まりを許可する方針。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年2月2日
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