28日に発表された「揚水発電産業発展報告書(2022)」によると、2022年末現在の中國の完成?建設中の揚水発電設備容量は1億6000萬kWで、同時に2億kW近くの揚水発電所の前期調査?設計作業が実施中だ。うち完成した設備容量は4579萬kWで、世界の揚水発電設備容量の約26.2%を占め、世界一になった。人民日報が伝えた。
水電水利企畫設計総院の李昇院長は、「揚水発電所はピーク調整、ピークシフト、エネルギー貯蔵など複數の機能を持ち、起動と停止がフレキシブルで、反応がスピーディで、ピーク調整能力が高い。新型エネルギー體制の建設、CO2排出量ピークアウト?カーボンニュートラル(ダブル炭素)の達成の重要なサポートだ」と説明した。
同日発表された「中國再生可能エネルギー発展報告書(2022)」によると、第14次五カ年計畫期間中(2021?25年)に再生可能エネルギーが急増する勢いを保つ見通しだ。再生可能エネルギー発電量の社會全體電力消費量に占める割合は約33%に達し、電力設備容量の増加分の半分以上が風力発電と太陽光発電からだという。
國家エネルギー局新エネルギー司の熊敏峰副司長は、「中國の水力発電設備容量は18年連続、風力発電は13年連続、太陽光発電は8年連続、バイオマス発電は5年連続で世界一を維持している。中國全土で現在、大型風力?太陽光発電拠點プロジェクトが全面的に推進されている。プロジェクト第1弾が全面的に著工しており、年內にすべて完成し系統接続する見込みだ。ダブル炭素の目標に牽引され、再生可能エネルギーが急増する勢いを維持し、エネルギー?電力のグリーンで低炭素なモデル転換の著実な基礎を固める」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月30日