最新統計データによると、西蔵(チベット)自治區の平均壽命は71.1歳に達し、2010年(推計68.2歳)から2.9歳延びた。延伸スピードは全國平均を上回り、1951年のチベット平和解放當時の35.5歳から倍増した。人民日報海外版が伝えた。
チベット自治區は2020年、レベル別診療制度と県域総合醫療改革および県域醫療衛生共同體の建設を実施した。末端レベルの人々に対する巡回診療の対象範囲が全ての郷?鎮を網羅するまでとなった。女性と子供、高齢者と特殊職業従事者などの重點対象群に焦點を合わせ、郷村醫療従事者の研修トレーニングを強化し、「スマート醫療」を大々的に発展させたほか、「病気による貧困化、病気による再貧困化」現象の発生を減らし、住民の健康保障をさらに充実させた。
最新統計データによると、同自治區における妊産婦死亡率は10萬人あたり50人まで減少し、乳児死亡率は1千人あたり8人と、「第12次五カ年計畫期間(2011?15年)」末比でいずれも50%低下し、これまでで最低の數値になったほか、衛生技術者の総數は、「第12次五カ年計畫期間(2011?15年)」末比で48.2%増となった。三級甲等病院(最高ランクの醫療機関)の數は11ヶ所まで増加し、1千人あたりの病床數は4.5床から4.9床まで増え、400種類を上回る重大疾患の治療が自治區內で可能となった。エキノコックス癥(包蟲癥)のほか、カシン?ベック氏病(骨関節変形癥)、先天性心疾患、白內障などチベットの人々にとっての風土病も、効果的に抑制される傾向にある。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年1月25日