內蒙古(內モンゴル)自治區阿拉善(アルシャー)盟の牧畜民?王寶勒徳さんは今月22日、「去年の9月、うちのラクダ15頭が夜間に道で車にはねられて、大きな損失が出た。でも、ここ數日、交通警察がうちのラクダの足に、反射リングを裝著してくれた。車は遠い所からでもラクダがいることを確認することができる。本當によかった」と胸をなでおろした。中國新聞網が報じた。
反射リングを裝著されたラクダ(畫像はアルシャー交通管理支隊が提供)。
王さんが話す「反射リング」とは、アルシャー盟公安局交通管理支隊がこのほど、現地の保険會社と協力して、放し飼いされている大型の家畜を対象に配布した蛍光グリーンのリングだ。長さを調整して、牛や馬、ラクダなどの足に裝著することができる。
第一陣として6萬個の反射リングが配布される計畫で、道路沿いに住む農牧民が飼う家畜に優先的に裝著できるよう取り組みが実施されている。
ラクダに反射リングを裝著するスタッフ(畫像はアルシャー交通管理支隊が提供)。
アルシャーは、中國で「ラクダの里」と稱され、12萬頭以上が飼育されている。同地域の農牧民のほとんどは牛や馬、ラクダなどの大型の家畜を放し飼いしており、交通の安全という面では潛在リスクとなっている。牛や羊に「道を譲った」経験のあるドライバーも少なくない。(編集KN)
反射リングを裝著されたラクダ(畫像はアルシャー交通管理支隊が提供)。
「人民網日本語版」2020年10月23日