故宮博物館が清代の宮廷風の年越し風景を最大限に再現するのは2019年が初めてとなり、人々は故宮で年越しを味わえる。故宮博物院の単霽翔院長は、今回の展示において、來場者は日常的な暮らしの中でおなじみのシーンやグッズのほかに、新しい體験もできるだろうと紹介している。
現在、乾清宮前の階段にはすでにサイズの大きい宮燈(ランタン)が立てられている。故宮博物院が約200年間使用されていなかった「天燈」と「萬壽燈」を修復するのは初めてだ。研究スタッフらは歴史文獻から「天燈」と「萬壽燈」の使用方法や歴史的沿革、各部品の詳しいサイズを調べた上で、各倉庫からその模型とそれを掲げる竿の現物を見つけ出して修復を行い、康熙帝と乾隆帝の最盛期の年越し風景の再現に成功した。
また、舊暦の小正月にあたる1月28日から舊暦の1月8日にあたる2月12日にかけて、慈寧宮花園と慈寧門前の広場で、北京市や天津市、上海市、山東省、江蘇省、浙江省、河南省、安徽省、吉林省及び山西省から中華老舗企業計145社の特色グルメや衣裝、日用品、文房具、アクセサリーや玉器、文化クリエイティブ製品、無形文化財工蕓品などを展示する。
そのほか、年越し前の人々の消費に対するニーズを満たすために、年越し関連文化クリエイティブ製品をおよそ100種類開発し、福録壽シリーズや門神シリーズ、歳朝(舊暦元旦)シリーズ、子供遊びシリーズ、氷上スポーツシリーズ、賞梅迎春シリーズ、喜福連綿シリーズ、金甌永固シリーズといったシリーズを立ち上げ、賀春ギフトボックスやしおり、帽子、シルクのスカーフ、茶器、クッション、アロマキャンドル、スマホアクセサリーなどの商品を取りそろえている。
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