年越しムードを盛り上げるため、今回の展示では、「祈福迎祥」と「祭祖行孝」、「敦親睦族」、「勤政親賢」、「游蕓行楽」、「歓天喜地」の6つのテーマ毎の展示を行っている。
春節(舊正月、今年は2月5日)期間中、中國では自宅の扉に「福」の字を張る習慣がある。これは皇室も例外ではない。まもなく開催される今回の展示では、清朝の康熙、雍正、乾隆、嘉慶、道光の5人の皇帝が書いた「福」の文字が展示される。また、「敦親睦族」展示エリアでは、元旦に皇帝が親族や妃と宴を祝う光景が展示される。宴會用テーブルは乾隆四十八年(1783年)の歴史文獻の記録に基づき、テーブルセッティングが行われており、100點以上の文化財が使用されているという。そのほか、18種類の楽器からなる歴史上最高レベルの皇室楽団の「中和韶楽」も人々に公開される。
単霽翔院長によると、これまでの春節は「春晩(春節を祝う中國の國民的年越し番組)」や縁日に行くのが最も人気がある年越しイベントだったが、ここ數年「博物館で年越しする」というのはすでに新しい常態となっており、より多くの若者が色濃い文化的雰囲気の中で年越しをしたいというニーズが高まっている。こうしたニーズを受けて、博物館も心をこめて多種多様な文化イベントを開催することで人々を惹きつけようとしている。
今回の展示は3ヶ月にわたり、2019年1月6日から4月7日にかけて開催される予定。(編集HQ)
「人民網日本語版」2019年1月4日
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