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第3回1萬メートル級深淵科學観測による多くの成果が発表

人民網日本語版 2018年10月17日14:05

マリアナ海溝の海域で中國科學院戦略的B類先導特別プロジェクト「海斗深淵先端科學技術問題の研究及び難関突破」などの任務を遂行する海斗深淵科學観測試験チームは16日、科學観測船「探索1號」に乗船し、海南省三亜市に帰還した。今回の科學観測では、深海裝備品の海上試験と科學観測作業の任務を終え、多くの成果を手にした。科技日報が伝えた。

計59人が參加した科學観測隊は8月24日に三亜市を出発し、54日間に渡り航海した。深海裝備品?技術や地球物理、海洋地質?地球化學、海洋生物、物理海洋などをめぐり、マリアナ海溝で87ヶ所?504キロの測深?測線作業を行った。

情報によると、今回の科學観測には多くの新たな進展があり、うち世界的に見ても初の例が多々あった。初めて水深7000メートルでミノカサゴを3匹、水深9000メートルでヌカエビを2匹捕まえ、全過程低溫保存した。水深7012メートルで初めてBassozetus taenia屬の魚類を発見した。これは同屬の生存が確認されている最大水深となる。初めて1度の潛水で水中微生物の全水深?垂直層別採集と固定サンプル採集に成功し、最大水深が1萬890メートルに達した。

またマリアナ海溝で、中國が自主開発した深海裝備品が活躍した。7000メートル級深海グライダー「海翼」2臺がそれぞれ46日間連続で作業し、最大潛水深度が7076メートルに達した。これにより世界で潛水深度が7000メートルを超えた回數が最も多く、長時間安定的かつ持続的に作業できる唯一の深淵級グライダーとなっている。海斗自主制御水中ロボットは、全水深?近海底の機動的な作業能力を形成し、中國初の1萬メートル級高畫質動畫生中継を実現した。リアルタイム制御及びオンライン計畫により、水深1萬905メートルに達した。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年10月17日

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