李豪凌監(jiān)督と川口典孝社長(zhǎng)。

在中國(guó)日本大使館でこのほど中日合作長(zhǎng)編アニメ映畫「肆式青春」（日本語(yǔ)タイトル「詩(shī)季織々」）と大使館が共同で中日文化交流映畫鑑賞會(huì)を北京で行い、同作品の李豪凌?総監(jiān)督、アニメ製作會(huì)社「コミックス?ウェーブ?フィルム」の川口典孝社長(zhǎng)、在中國(guó)日本大使館の福田高幹文化參事官、林田雄亮文化部書記官らが出席した。また、中國(guó)映畫資料館を企畫した映畫評(píng)論家の沙丹氏も特別ゲストとして出席。アニメ製作會(huì)社?絵夢(mèng)動(dòng)畫の創(chuàng)始者?李豪凌（リ?ハオリン）監(jiān)督、叫獣易小星（ジャオショウイーシアオシン）監(jiān)督、長(zhǎng)年にわたり新海誠(chéng)監(jiān)督作品に參加し、CG チーフとして活躍する竹內(nèi)良貴監(jiān)督の3人が共同で監(jiān)督を務(wù)めた同作品は、今月4日に中國(guó)と日本で同時(shí)公開された。北京青年網(wǎng)が報(bào)じた。

中國(guó)と日本のチームが力を合わせて製作した過程のエピソードを紹介

「詩(shī)季織々」は、「君の名は。」で知られる「コミックス?ウェーブ?フィルム」がアニメーション製作を行い、中國(guó)の物語(yǔ)を日本企業(yè)が製作するという中國(guó)アニメの新しいスタイルが採(cǎi)用されている。李監(jiān)督はアニメ業(yè)界ですでに名聲を誇り、絵夢(mèng)動(dòng)畫の創(chuàng)始者ということもあり豊かな経験を積んでいる。絵夢(mèng)動(dòng)畫の作品としては、初めて映畫館で公開されることになる同作品を、「コミックス?ウェーブ?フィルム」と提攜して製作することにした理由について、李監(jiān)督は、「より美しい技術(shù)や映像を使って、中國(guó)の風(fēng)土や人情を表現(xiàn)し、世界の人々に見てもらいたかった。日本アニメと中國(guó)文化がコラボすることで、世界の人々が一層受け入れやすくなり、グローバル化されたアニメ映畫と認(rèn)めてもらいやすくなるから」と説明した。川口社長(zhǎng)も、李監(jiān)督がアニメを通して時(shí)代の変遷を記録したいという思いに感動(dòng)したという。

苦労もあった製作について、李監(jiān)督は日本の製作チームの真剣な姿勢(shì)を稱賛し、「チームのメンバー全員が中國(guó)のたくさんの都市に足を運(yùn)んで取材した。そうすることで、各シーンの再現(xiàn)度を高めることができた。また、本場(chǎng)のビーフン料理の味を知るために、1日に30-40杯も食べた」と語(yǔ)った。共同製作するうえで苦労したことを?qū)い亭椁欷看谏玳L(zhǎng)は、「日中雙方のやり方には違いがある。日本は全てのことを計(jì)畫的に進(jìn)める。まず、腳本を書き、ストーリーの繋がり全てを確認(rèn)してから、製作を始める。しかし、李監(jiān)督は全く異なり、まずやってみて、後から少しずつ改善していくというスタイル。違いを知り、雙方が考えを改め、2回目に會(huì)った時(shí)はほぼすんなりいったし、互いに理解し合うこともできた」と説明した。

日本人も親近感を感じる「詩(shī)季織々」 、中國(guó)人の目頭を熱くする「方言」

中日合作アニメ映畫の同作品は、中國(guó)と日本で同時(shí)公開され、両國(guó)の國(guó)民にとって得難い體験となっている。福田文化參事官は、同作品を高く評(píng)価し、「私は中國(guó)で6年間勤務(wù)していることもあり、今日スクリーンで見た風(fēng)景やシーンも中國(guó)で見たことがあるものばかりだったが、とても新鮮な気持ちで見ることができた。それは、日本の製作會(huì)社がアニメーション製作を行っため、日本式の美的感覚による映像で、とても親近感を覚えたからだと思う。日本人にもこの作品を気に入ってもらえると信じている」と語(yǔ)った。

福田文化參事官からの高い評(píng)価に、李監(jiān)督は、「『詩(shī)季織々』は4日に公開されたばかりなのに、日本で予想を超える好評(píng)を博した。私の會(huì)社も、日本で様々なアニメを放送するなどの試みを、2年以上行っている。そんな中、これまでで最も好評(píng)を博しているのが『詩(shī)季織々』だ」と語(yǔ)った。日本で好評(píng)を博しているのと同じく、同イベントで「詩(shī)季織々」を見た観客からも絶賛する聲が上がっており、ある観客は、「方言が使われているのがサプライズだった。実家を離れて奮闘する私は、聴き慣れた故郷の方言を聞いた瞬間、目頭が熱くなった」と話した。

上海絵界文化伝播有限公司、伊犁卓然影業(yè)有限公司、bilibili、コミックス?ウェーブ?フィルム、北京集拾文化伝媒有限公司が共同で製作した「詩(shī)季織々」は現(xiàn)在、中國(guó)全土で大ヒット上映中だ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年8月10日