習近平國家主席は23日から南アフリカを公式訪問する。習主席による南アフリカ公式訪問は3回目であり、南アフリカは中國の最高指導者が最も頻繁に訪問する國の1つとなる。これは中國が南アフリカとの関係を非常に重視していることの表れだ。(文:王洪一?中國社會科學院西アジア?アフリカ研究所副研究員。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
習主席はラマポーザ大統領と共に國交樹立20周年記念行事に出席する。過去20年で両國関係はパートナーシップから戦略的パートナーシップへ、そして包括的な戦略的パートナーシップへという重大な飛躍を遂げた。過去6年間、両國は中國アフリカ協力フォーラムの共同議長國として緊密に協力し、中國とアフリカの包括的?戦略的協力パートナーシップのたゆまぬ前進を後押ししてきた。両國関係はすでに中國アフリカ関係、南南協力、及び新興國の団結?協力の模範となっている。
両國の指導者が推進する中、両國関係は多くの成果を結んでいる。経済分野では、中國は9年連続で南アフリカにとって最大の貿易相手國となり、南アフリカも中國にとってアフリカ最大の貿易相手國となっている。2017年に二國間貿易額は391億7000萬ドルに達した。中國の対南アフリカ直接投資は累計102億ドルを超え、現地に數萬人の雇用を創出し、南アフリカ経済の発展を力強く後押ししてきた。
國際的に見ると、両國関係はすでに二國間の範疇を超え、戦略的意義と世界的影響力を強めてきている。中國と南アフリカは共に発展途上の大國、新興國であり、同じ、または近い発展観と安全観を持ち、重大な國際問題や紛爭問題で幅広く認識を共有している。両國は共にグローバルな影響力を備え、國連、G20、BRICS、気候変動「BASIC」4カ國など國際組織や多國間枠組で重要な役割を発揮している。近年両國は緊密に調整?協調し、成果に富む協力を繰り広げ、途上國と新興國の共通利益を守り、國際政治?経済秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押ししてきた。
今年は國際的な事が密集する年だ。南アフリカで第10回BRICS首脳會議が、中國で中國アフリカ協力フォーラム北京サミットが相次いで開催される。國際ガバナンス體制の変革を後押しし、共にアフリカと數多くの途上國の根本的利益を守り、新型の國際関係と人類運命共同體の構築を推し進め、現代世界の最も差し迫った問題の解決のために知恵と案を示すことが、両國が共に堅持する理念となる。まさに習主席が南アフリカメディアへの寄稿で呼びかけたように「手を攜えて、肩を並べて前進し、胸を張って闊歩し、中國と南アフリカの友好の新時代を共に切り開こう!」。中國と南アフリカの友好の新時代は、すでに到來した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月25日
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