上海協力機構 (SCO)は発足以來、安全保障分野の協力から始まり、加盟國の共同発展?繁栄を目標として堅持し、協力?ウィンウィンの道を歩み出すことに成功した。新華社が伝えた。
安全がなければ、発展は根本的保障を失う。世界で最も影響力ある地域的國際機構の1つであるSCOは17年間の発展を経て、地域と世界の平和?安定?発展に多大な貢獻をしてきたと國際社會は考える。
■平和のために「SCOの力」を貢獻
「3つの勢力」(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)への打撃から麻薬撲滅、マネーロンダリング対策から國際組織犯罪の取締りまで、SCOの枠組での安全保障協力は拡充と高度化を続け、地域の平和?安定維持に代替不能な役割を果たしてきた。
アフガニスタンのガニ大統領は「SCOは地域の安定?発展維持において重要な役割を果たしてきた。中國は地域の平和?安定維持に一貫して盡力してきた」と指摘。アフガニスタンの平和復興に対する中國の積極的な関與に心からの稱賛と感謝の意を表した。
集団安全保障條約機構のKhatchaturov事務局長は、SCOとの一層の協力深化を期待していると表明。「地域の安全?安定維持は集団安全保障條約機構の主要な取り組みだ。このため、集団安全保障條約機構はSCOとの互恵協力の強化を非常に重視している。世界の情勢が依然緊迫する現在、SCOの提唱する『上海精神』が特に重要なのは明らかだ」と述べた。
■繁栄のために「SCOのチャンス」を貢獻
SCOは互恵?ウィンウィンを基礎に地域協力の潛在力を深く掘り起こし、加盟國経済発展の內生的原動力を強化してきた。特に「一帯一路」イニシアティブとユーラシア経済連盟及び各加盟國の発展戦略の連攜を推進する過程において、どう一層の役割を発揮するかにおいて、SCOにはできる事が多くある。
獨立國家共同體(CIS)のレベジェフ事務総長は「中國の『一帯一路』イニシアティブはCIS、特に中央アジア諸國と中國との二國間関係の発展にとって新たな原動力となった。イニシアティブは関係方面の互恵的実務協力の拡大及び深化の機會となった。このイニシアティブの実施は、各國の持続可能な発展と進歩の促進、各民族間の距離の接近、各國の友好関係の強化、関係各國の文化的通じ合いの助けとなる」と述べた。
パキスタン戦略研究所シニア?フェローのアシュラフ氏は「地域の政治、経済、安全を包含する重要な國際體制であるSCOは加盟國間の経済?貿易関係を一層強化し、地域の経済統合プロセスを推進し、地域及び國際問題における自らの発言力を次第に高めることができる」と指摘した。
ロシア戦略研究所アジア及びアジア太平洋研究センター長のコカレフ氏は「SCOは二國間、多國間経済貿易協力計畫の策定時に極めて良い協議?調整能力を持つ。その経済貿易協定によって、エネルギー、交通、通信、金融、農業、水利などの分野で各加盟國の協力が新たな発展を得続けることが確保された。こうした分野の協力事業の実行は『一帯一路』建設とユーラシア経済連合の深い連攜も促進する」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年6月13日
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