6月7日午前8時(shí)30分、大勢(shì)の人が混み合った地下鉄で通勤している頃、2018年グローバルブロックチェーン技術(shù)応用上海サミットの會(huì)場(chǎng)は來(lái)場(chǎng)者で埋まり、ほとんど空席がない狀態(tài)だった。これはこの週に上海で行われた3つ目のブロックチェーンの大型イベントで、來(lái)場(chǎng)者の熱気は最高潮に達(dá)していた。
イベント企畫(huà)の1つ?ブロックチェーンフォーラムの參加者をみると、技術(shù)的バックボーンを備えた人はそれほど多くなく、ひたすら名刺交換をして、微信(WeChat)の知り合いを増やしている「中國(guó)のおばさん」(中國(guó)の中高年女性)が多かった。このほかにまだブロックチェーンを利用したことのない人もいた。
サミットの主宰者によると、この中高年女性たちの実力を甘くみてはならない。彼女たちの多くが自分のコミュニティを擁し、力強(qiáng)いソーシャルネットワーキングツールを有するからだ。彼女たちこそ仮想通貨発行プロジェクトの主宰者が高く評(píng)価する顧客フローの入り口の1つだ。
劉さんはこうしたフローの入り口にあたる存在だ。
劉さんは、「自分も微商(微信を利用して販売や宣伝する電子商取引)からブロックチェーンビジネスに移行してまだ日が淺い。従來(lái)型の微商は利益がそれほど上がらなくなったので、モデル転換を考えた」と応じた。
劉さんは続けて、「微商になって數(shù)年が経ち、手元には一定のユーザー資源が集まった。これまでは主に微信の大規(guī)模なクラスターを通じてビジネスをしてきた。でも今では化粧品類のビジネスはますます難しくなっている。スターが商品の売れ行きをコントロールするようになり、川上の利益が減少して、自分のような者の取り分が減ってしまったからだ」と説明した。
それでは劉さんはなぜブロックチェーンを選んだのだろうか。
一般の投資家(仮想通貨の発行者および取引所以外の投資家)が仮想通貨に手を出すタイミングは主に2種類あり、1つは取引所で公開(kāi)される前、もう1つは取引所で投機(jī)行為が行われている時(shí)だ。
劉さんは、「友人の子どもが投機(jī)行為をしていて、1年間で數(shù)萬(wàn)元(1元は約17.1円)の元手を數(shù)百萬(wàn)元に増やした。でも今は投資行為で數(shù)百倍の利益を手に入れるのは難しい。現(xiàn)在、取引所の口座を開(kāi)設(shè)するには身分証明書(shū)を提示するほか、複雑なプロセスをたどらなければならず、自分のこれまでの顧客クラスターには合っていない」と述べた。
劉さんからみると、微商モデルは仮想通貨が初期段階でまだ取引所で公開(kāi)されていない時(shí)に手を出すのがより適切だ。この段階ではユーザーへの宣伝や営業(yè)販売がやりやすく、ユーザーも「ブロックチェーンの私募債」を購(gòu)入する際に、取引所での市場(chǎng)取引のように複雑なプロセスをたどる必要がないからだという。
劉さんは微商モデルを通してブロックチェーンを手掛けることになるだろうか。
劉さんの説明によれば、「今は主に既存の顧客を通じて業(yè)務(wù)を開(kāi)拓している。その一部は関係が相対的に良好な昔からの顧客で、このほか問(wèn)い合わせをしてきた顧客もいる。今は自分と通貨発行サイドの最高経営責(zé)任者(CEO)および主要責(zé)任者とが関係を構(gòu)築しているところで、相手方をよく見(jiàn)てから自分の顧客に推薦したい」という。
だが劉さんはこうも言う。「自分の影響力はそれほど高くないので、提攜してくれる通貨発行者は中規(guī)模から小規(guī)模のところがほとんどだ」。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年6月11日
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