毎秒10GBのデータを伝送する。これは1秒で高畫質映畫を1作品ダウンロードできることを意味し、その速度は4Gネットワークの100倍に達する。モバイルネットワーク時代において、「高速」は5G技術の重要な特長になる。4Gから5Gへのアップグレードは、技術のアップグレードのみならず、ユーザーのネット接続體験の大きな飛躍を意味する。人民日報が伝えた。

5Gネットワークによる通話體験は、4Gや3G、さらには2Gと比べてもそれほど変わらないが、ネット接続體験には質的な飛躍がある。ユーザーは攜帯電話で高畫質映畫を視聴でき、仮想現実（VR）ゲームはよりスムーズでリアルに感じることができるようになる。また、電波が屆かないことで重要な情報を見逃すことを心配する必要もない。

しかしユーザーにとって、5Gネットワークを體験するのはそれほど容易なことではない。現在の主流攜帯電話は5Gをサポートしておらず、新鮮な體験を楽しみたければ新型機に買い換える必要がある。中國工業?情報化部（省）の関係者はこのほど、中國は來年下半期に第1陣となる5G攜帯電話を生産する見通しだと明らかにしているが、アップグレード?更新まで我慢強く待つ必要がある。

多くのユーザーは、4Gの使用を開始した當初、ネット接続があまりにもスムーズ過ぎたため、パケット通信量を使いすぎ足りなくなったという反応が多かった。5Gネットワークにアップグレードし使用した場合も、単位あたり通信料は下がるが、速度が上がりIoT接続デバイスが増加するため、ユーザーのパケット通信量が大幅に増加し、支出が大いに増えてしまう可能性もある。（編集YF）

「人民網日本語版」2018年5月25日