稅関総署は8日、今年4月の対外貿(mào)易データを発表した。それによると、4月は輸出入ともに市場の予想を上回る好調(diào)さだった。
稅関の統(tǒng)計によれば、4月の輸出入額は2兆3600億元(1元は約17.2円)に上り、前年同期比7.2%増加した。このうち輸出は1兆2700億元で同3.7%増加、輸入は1兆900億元で同11.6%増加。輸出から輸入を差し引いた貿(mào)易収支は1828億元の黒字で、黒字額は同27%縮小した。
4月の輸出入狀況は3月に出現(xiàn)した貿(mào)易赤字と輸出のマイナス成長という狀況を転換した。3月は輸出入額が2兆2500億元で同2.5%減少し、うち輸出は1兆1100億元で同9.8%減少、貿(mào)易収支は297億8千萬元の赤字だった。3月の対外貿(mào)易狀況は対外貿(mào)易に対する市場の懸念を引き起こした。
だが多くのアナリストが指摘するように、3月の貿(mào)易赤字は春節(jié)(舊正月、今年は2月16日)要因がもたらした一時的な現(xiàn)象である可能性が高い。交銀國際持ち株有限公司の洪■(さんずいに中が景、つくりに頁)取締役社長は、「4月の対外貿(mào)易狀況を総合的にみて、3月の貿(mào)易赤字は(例年1月になることが多かった春節(jié)が今年は2月だったという)春節(jié)のタイミングのズレがもたらしたものである可能性が高い。よって4月のデータは意外ではない」との見方を示す。招商証券のマクロ部門は、「4月の輸出入が高度成長を維持し、外部需要に対する極度に悲観的な見方を修正した」と分析?指摘する。
とはいえ、これまでの多くの市場機(jī)関の予想に比べても、4月の輸出入データは予想を大きく上回るものであり、これは內(nèi)部要因と外部要因がともに支え合った結(jié)果だといえる。恒豊銀行研究院マクロ経済研究センターの蔡浩研究員と李海靜研究員によると、「外側(cè)では、目下の主要エコノミーの製造業(yè)PMI(購買擔(dān)當(dāng)者指數(shù))は短期的な変動はあるものの、引き続き高水準(zhǔn)の景気レベルを保っており、外部情勢は全體として好調(diào)さを維持している。內(nèi)側(cè)では、國內(nèi)での生産が力強(qiáng)さをみせ、內(nèi)需は全體として好転し、大口商品価格の持続的な伸びが輸入の増加ペースを支えている」という。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月9日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn