中國で生存する元「慰安婦」たちの現狀に迫った郭柯(グォ?クー)監督の長編ドキュメンタリー映畫「二十二(TWENTY TWO)」が、來年3月に開催される第90回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映畫賞に出品されることに決まった。同賞に出品された170作品の中には、中國とディズニーの合作映畫「ボーン?イン?チャイナ(原題:我們誕生在中國)」も含まれている。北京青年報が報じた。
「二十二」は8月14日から10月13日までの60日間中國で公開され、550萬人以上の観客を動員した。興行収入は1億7100萬元(約29億円)に達し、中國のドキュメンタリー映畫の興行収入記録を塗り替えた。
アカデミー賞へのノミネートには、「米ニューヨーク?ロサンゼルス郡內の商業映畫劇場において、少なくとも7日間以上連続して公開されていなければならない。その期間中は毎日少なくとも3回は上映され、少なくとも1回は毎日午後6時-8時の間に上映開始されてなくてはならない。映畫劇場は組織委員會にその証明を提出しなければならない。ニューヨークタイムズとロサンゼルスタイムズに宣伝を掲載していなければならない」などの條件があるが、「二十二」はそれら條件を満たしており、エントリー資格があり、郭監督も「やってみよう」という運びになった。
今後、170作品が熾烈な競爭を演じることになる。まず、その中から15作品に絞ったエントリー候補リストが今年12月に発表された後、來年1月23日にノミネート作品が発表される。そして、來年3月4日に授賞式が開催される。その他、中國の「戦狼2(ウルフ?オブ?ウォー2)」がアカデミー賞の外國語映畫賞に出品されることが決まっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月30日
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