昨年9月、私はもう一人の中國人留學生と一緒に「日本人家庭を訪問」というイベントに參加した。日本に來てもうすぐ2年目になるが、日本人の家に訪問するのはこれが初めて。私たちが訪れたのは先祖代々教師という、まさに「教師の家」と呼ぶにふさわしいお宅だった。この訪問は私にとって非常に忘れがたい思い出となった。和食がおいしかったこともそうだが、なにより家庭の隨所に中國の物が飾られていたからだ。人民日報海外版が伝えた。(文:呉婷 日本関西外國語大學孔子學院漢語教師ボランティア)
この家族は大変な中國好きで、家中に中國で買った各種の飾りや置物が飾られていた。ご主人はウキウキした様子で私たちを案內し、彼のご自慢の中國の「寶物」を一つ一つ紹介してくれた。
玄関に入ると、形が獨特で精巧で透明な奇石が飾られていた。表面は光っておりわずかな赤い光を放つその石は何という種類の石かとご主人に尋ねたところ、彼もよくは知らないという。以前中國旅行の際に、河原で拾ったそうで、この石の造作が獨特なので、日本に持ち帰り、研磨して置物にしたという。