歐州気象衛星開発機構は2月17日より加盟國に対して、ダイレクト受信データの再配布サービスを提供している。このサービスは中國の極軌道気象衛星「風雲3號C」の地域大気垂直探査に基づき、同衛星のマイクロ波濕度計、赤外線大気測深機による高適時性大気垂直探査データを提供する。光明日報が伝えた。
同衛星のダイレクト放送データは今年1月25日まで、歐州で毎日4?5回しか送信されておらず、歐州全體を完全にカバーしていなかった。中國気象局は1月25日以降、同衛星のデータの歐州における範囲を拡張した。これによって歐州気象衛星開発機構は、5カ所の地上ダイレクト受信ステーションを使い、歐州全體をカバーする高適時性風雲3號衛星データを受信できるようになった。同サービスはすでに試験運行を終えており、2月17日に正式に実用化されている。
中國気象局國家衛星気象センター副センター長の張鵬氏によると、同衛星のデータは歐州全體をカバーしたことで、その國際的な影響力を高めた。これはまた、中國気象局が國の「一帯一路」(1ベルト、1ロード)戦略に基づき、中國と歐州の気象分野の協力を促進する一助となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月22日