「協力とウィンウィン、深宇宙へ旅立つ」をテーマとする第1回深宇宙探査(天都)國際會議が25日、安徽省合肥市で開幕した。國家航天局とアジア太平洋宇宙協力機構は開幕式で、國際月科學研究ステーションの協力共同聲明に署名した。新華社が伝えた。
同聲明は、「雙方は國際月科學研究ステーションの論証、プロジェクト実施、運営?応用の面で広く深い協力を行う。具體的な協力分野には、科學目標の共同論証、宇宙機の共同設計?開発、科學機器の搭載、科學?技術試験、データ分析、教育?訓練などが含まれるがこれに限らない」とした。
第1回深宇宙探査(天都)國際會議で、中國の月探査チーフデザイナーで、深宇宙探査実験室室長の呉偉仁院士は、國際月科學研究ステーションの建設に関する基調報告を行い、國際月科學研究ステーションの建設プランを深く解説するとともに、世界各國に協力を呼びかけた。
「全體的な計畫、段階的な実施、建設しながら使用」の原則に基づき、國際月科學研究ステーションは3段階に分けて実施される。2028年までに基本形を完成させ、月の環境探査と資源利用実証実験を行う。2040年までに完全形を完成させ、太陽?地球?月の宇宙環境探査及び科學試験を実施するとともに、鵲橋通信?測位?リモートセンシング総合衛星ネットワークを完成させ、有人月?火星?金星著陸などの深宇宙探査に寄與する。その後は応用型月科學研究ステーションを建設し、科學研究型試験ステーションから徐々に実用型、多機能の月面基地に高度化させる。
呉院士は、「國際月科學研究ステーション基本形の建設段階の重要任務として、嫦娥6號が24年頃に打ち上げられ、月の裏側のサンプルリターンを実施する。嫦娥7號は26年頃に打ち上げられ、月南極の環境?資源の詳細な調査を実施する。嫦娥8號は28年頃に打ち上げられ、月資源利用の実証実験を実施し、月科學研究ステーション基本形を構築する」と述べた。
國際月科學研究ステーションは中國が複數の國と共同で建設するもので、月面及び月軌道で長期的に自主運営され、短期的に人が參加し、拡張?維持が可能な総合的科學実験施設になる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年4月26日