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故郷か?大都會か? 一線都市にOターンしてきた中國の若者たち

人民網(wǎng)日本語版 2023年04月19日16:51

(畫像著作権は東方ICが所有のため転載禁止)

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一度は北京、上海、広州、深センなどの大都會を去ったが、再び戻る。こうした一線都市と他の都市の間を何度もOターンする若者 、今年の春、頻繁に見られた。一線都市に戻る回數(shù)で見ると、2回Oターンした人もいれば、3回の人や、さらに多い人もいる。

求人サイトの智聯(lián)招聘が研究機関の沢平宏観と共同で発表した「中國都市95後人材誘致力ランキング:2022」によると、一線都市の純流入人口は全國の純流入人口全體に占める割合が5.4%だが、「95後」(1995年から1999年生まれ)に限ると9.1%と高くなる。二線都市の純流入人口も全體の0.4%に過ぎないが、「95後」に限ると3.4%、こちらも高くなるという。

BOSS直聘研究院の常濛院長がこのほど発表したデータでは、北京、上海、広州、深センを離れてから約15ヶ月後に、再び一線都市に戻ることを選択した人が23%に上ったという。

2022年9月、李天さん(22)は北京を離れ、故郷の哈爾浜(ハルビン)近くの県に戻ることを決めた。「ハルビンで一般的な仕事が見つかったら、月収は3000元(1元は約19.5円)前後になる。前の仕事は月収が1萬元以上で、毎月の生活費6000元を除くと、5000元近く貯金できた。こうやって考えてみると、北京の労働環(huán)境は公平だと言える。評価の基準(zhǔn)があくまで個人の能力だからだ」と李さん。

「大都市は競爭が激しいが、小都市には競爭のチャンスさえない」とコメントしたネットユーザーがいる。

多くの人がストレスの大きい大都市を離れ、実家に戻ったりもっと遠(yuǎn)い所へ行ったりするのは、よりストレスの少ない、のんびりした暮らしをしたいからだ。彼らは、より小さな都市に移っても、たくさんのチャンスが自分を待っていると期待する。しかし都市発展の集積効果により、小都市の國內(nèi)総生産(GDP)も一人當(dāng)たり所得も伸びているとはいえ、一部の數(shù)少ない資源が全國各地に平均的に行き渡るという狀況にはなっていない。

多くの若者は一線都市のストレスと困難さを身をもって體験し、一度は離れることを選んだものの、最終的に「一線都市でしかほしいものは手に入らない」と気づくようになる。一線都市にとってみれば、この「ほしいもの」とは、高い賃金や手厚い待遇かもしれないし、ずば抜けた事業(yè)の成功かもしれないし、豊かな文化的生活かもしれないし、次世代により高いスタート地點を用意することかもしれない。

北京?上海?広州を去ってから北京?上海?広州に戻るまでの間に、変化したのは若者の心のあり方ではない。変わったのは今後のチャンスと発展に対する彼らの期待だ。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月19日

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