12月18日の夜、上海汽車集団は傘下のモバイル移動(dòng)交通プラットフォームの「享道出行」が、オンライン配車市場(chǎng)に進(jìn)出すると発表した。これまでに吉利汽車、第一汽車、BMW、長城汽車、衆(zhòng)泰汽車、ダイムラーなどの完成車ブランドが相次いでオンライン配車への 事業(yè)展開を行っている。2018年は自動(dòng)車メーカーの間で、完成車メーカーのオンライン配車市場(chǎng)進(jìn)出がトレンドになったといえる。「北京青年報(bào)」が伝えた。
上海汽車集団は18年5月にオンライン配車事業(yè)のチームを結(jié)成し、9月に営業(yè)ライセンスを取得し、11月18日に上海で試験営業(yè)を開始し、傘下のオンライン配車サービスプラットフォームも基本的構(gòu)築の段階を終えた。そして12月18日夜、オンライン配車産業(yè)への進(jìn)出を正式に発表した。
同プラットフォームは「享道出行」と命名された。上海汽車集団によると、このプラットフォームはB2C(企業(yè)?消費(fèi)者間取引)の運(yùn)営モデルを堅(jiān)持する。価格面では、車種だけが唯一の価格決定要因にはならない。このプラットフォームの上海での専用車の料金 には距離制料金、時(shí)間制料金、遠(yuǎn)方割増料金があることが取材でわかった。
実際、上海汽車集団だけでなく、18年だけでも第一汽車、東風(fēng)汽車、長安汽車の中央企業(yè)(中央政府直屬の國有企業(yè))3社が合弁でT3出行服務(wù)公司を設(shè)立し、オンライン配車のナショナルチームのひな形ができあがった。長城汽車のブランド「歐拉出行」も市場(chǎng)に進(jìn)出した。衆(zhòng)泰汽車とフォードはモバイル移動(dòng)交通の合弁會(huì)社を設(shè)立。少し前にはダイムラーと吉利汽車が提攜して合弁會(huì)社を設(shè)立し、高級(jí)専用車による移動(dòng)交通サービスに特化する動(dòng)きをみせた。BMWも成都でオンライン配車事業(yè)の営業(yè)ライセンスを取得した。
各地で自動(dòng)車の購入、ナンバープレート取得、通行の制限政策が打ち出されると、中國自動(dòng)車市場(chǎng)が今後しばらく低成長期に入る可能性が大きい。従來の自動(dòng)車メーカーにとって、新たな利益源を獲得するにはどうすればよいかが新たな課題になった。吉利傘下の曹操出行の開設(shè)運(yùn)営は、従來型メーカーのオンライン配車市場(chǎng)進(jìn)出の成功例とされる。
滴滴出行や易到用車などのオンライン配車プラットフォームと従來型企業(yè)のオンライン 配車事業(yè)との違いは、自前の車両チームをもつかどうかという點(diǎn)にある。同じ集団に屬す會(huì)社なら車両調(diào)達(dá)コストが安く済むため、メーカーのオンライン配車事業(yè)では自前の車両チームがほとんどを占め、コンプライアンスの面でコントロールが比較的容易だ。ネット企業(yè)は運(yùn)転手のマイカーを利用してプラットフォームに加入したり、リース會(huì)社と協(xié)力したりするケースが多く、人員と車両のコンプライアンスのコントロールがかなり難しい。
米コンサルティング會(huì)社のベイン?アンド?カンパニーがまとめたデータでは、中國のオンライン配車市場(chǎng)の規(guī)模は230億ドル(約2兆5726億円)にも達(dá)するといい、中國のデータ調(diào)査會(huì)社?艾媒諮詢(iiMedia Research)が発表した報(bào)告データでは、中國のオンライン 配車ユーザー規(guī)模は18年に2億2800萬人に達(dá)する見込みという。オンライン配車市場(chǎng)が飽和狀態(tài)になるのはまだまだ遠(yuǎn)い先のことだ。(編集KS)
資料寫真:オンライン配車サービスを利用する人。(撮影:武俊傑)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年12月20日
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