二十四節(jié)気の第14番目?処暑は、毎年8月23日前後におとずれ、これを境に暑さが峠を越えて少しずつ涼しくなる。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

民俗學(xué)者?王娟氏によると、健康を保つために、涼しくなってくると、肉が入った料理を食べて、夏に消耗した體力を補(bǔ)った方がよいという。

民俗専門家の高巍氏は、「一部の地域を除いて、まだまだ暑さが続いているため、暑さ対策も依然として必要だ」と指摘する。

秋旅行のシーズン突入

処暑を迎えると、少しずつ秋の雰囲気が漂い始める。また中國には、秋を迎える時(shí)期に旅行に出かける風(fēng)習(xí)がある。

処暑の前後にある行事の多くは、先祖を供養(yǎng)したり秋を迎えたりすることと関係がある。伝統(tǒng)行事の中元節(jié)(今年は8月25日)とも近いため、燈篭流しなど、中元節(jié)を祝う行事もこの時(shí)期に行われる。

また、処暑の時(shí)期に鴨の肉を食べる風(fēng)習(xí)もある。その理由は、鴨の肉にはあまみがあり、體の熱を冷ます作用もあるため、この時(shí)期に食べるのに適している。北京には処暑を迎えた日に百合鴨と呼ばれる料理を買って食べる風(fēng)習(xí)がある。

たくさん食べたほうがいい食べ物と控えたほうがいい食べ物

「処暑」の時(shí)期は、空気が徐々乾燥していく。そのため乾燥によりダメージを受けやすい肺や胃をサポートする食物をたくさん摂る必要がある。夏に多くの人が好んで食べるスイカは、體を冷やす作用が強(qiáng)いため、この時(shí)期は控えめするか、全く食べないようにし、リンゴやナシ、ブドウといった果物をたくさん食べた方がよい。

また、秋の乾燥が次第に目立ってくる時(shí)期であるため、専門家はこの時(shí)期は體の余分な熱を取り除き、気持ちが落ち著くシロキクラゲやハスの実、ハチミツ、イシモチ、セロリ、ホウレンソウ、豆類、乳製品などをたくさん食べると良いとアドバイスしている。

それ以外にも、野菜や果物をたくさん摂ることで、乾燥を改善し、余分な熱を取り除き、便秘を解消することになり、健康を保ちやすいという。反対に炒めたり油で揚(yáng)げたりする食品は、秋の乾燥から引き起こされる癥狀を深刻化させるため、控えめにした方がいいということだ。 (編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2018 年8月23日