古代中國の科學者、墨子から命名された衛星「墨子號」が16日午前1時40分4秒、広大な宇宙の新たなメンバーになり、2年間の宇宙科學の旅を開始した。「墨子號」は世界に先駆け宇宙?地球間量子通信の可能性を模索し、百年の歴史を持つ量子理論の信ぴょう性を初めて宇宙スケールで検証する。中央テレビ網が伝えた。
中國科學院院士の潘建偉氏は「墨子號の打ち上げ後、予想通りの効果が得られれば、今後も墨子2號、墨子3號などを打ち上げ、量子衛星群を形成する。中國は今後も衛星打ち上げを続け、衛星?地上間量子通信を世界で初めて実現する國になる。計畫によると、中國は2020年にアジア?歐州間の量子パスワード伝送を実現する。これによりアジアと歐州を結ぶ大陸間量子通信ネットワークが構築される。中國は2030年頃、グローバル化された広域量子暗號通信ネットワークを構築した上で、情報が安全に伝送できる量子ネットワークを構築し、整った量子通信産業チェーンを形成する」と説明した。
量子通信の安全性は、量子物理の基本原理に基づく。根本的?恒久的に情報安全問題を解消できる。量子通信が一般人に普及するのは、10?15年後と見られる。そうなれば、オンライン銀行、攜帯決済、カードなどのパスワードの盜難、情報漏洩の心配がなくなるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月18日
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