最近、スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」が世界中で大人気となっている。米國では配信スタートからわずか5時間で、モバイルゲーム番付でトップになり、その後、世界中を巻き込み、數億人の愛好者を生み出した。
技術的にいえば、このゲームにはAR(拡張現実)技術が応用されるに過ぎないが、その人気ぶりから、VR(仮想現実)技術の巨大な市場潛在力がうかがえる。VR技術の登場はここ數年のことだが、今や市場での応用のケースがますます増えている。
北京大學文化産業研究院の陳少峰副院長は、「VRは文化と科學技術が融合した典型的な事例だ。文化蕓術産業の促進という大きな役割を果たすだけでなく、とりわけ體験型の文化プロジェクト方面で大きな役割を果たし、VRは博物館、テーマパークといった伝統的文化スポットでの體験の仕方を変えた」と話す。
▽成熟はまだ?
VR技術が大流行する中、市場には「冷靜な思考」で流行を眺める人々もいる。
米國シアトルで大手インターネット企業に勤める中國人の陳さんは、「VR技術の実踐は始まったばかりで、消費者の多くが様子見の態度を取っている。現実の體験の様子をみると、スクリーンの視野が小さすぎ、手の動きの識別は精度が低く、人間と機械の相互連動(HCI)には改善が必要なところがたくさんある。よってVRが真に生活に入り込むにはまだ時間がかかるといえる」と話す。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn