マイクロソフトの張亜勤グローバル副総裁が15年間にわたる同社での勤務に終わりを告げ、中國検索サービス大手の百度に転職したというニュースが、中秋節(jié)の各メディアのトップニュースとなった。近頃、外國企業(yè)の重役が相次いで辭職し、中國のIT企業(yè)に転職しており、社會からの関心が高まっている。ある分析によると、張亜勤氏の辭職は、マイクロソフトがモバイル時代に勢いを失いつつあることと無関係ではないという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
中國の電子商取引大手アリババ?グループの最高経営責任者(CEO)馬雲(yún)氏はかつて、「重役の辭職は、報酬が少なすぎるか、不當な扱いを受けたかのどちらか」と語っている。外國企業(yè)の重役の報酬はかつて、中國企業(yè)と比べると天と地ほどの差があった。しかし、長年の経済成長を経た今、中國の賃金も大幅に上昇し、外國企業(yè)の重役の賃金もそれほど魅力的ではなくなった。中國のIT企業(yè)が急発展する一方で、グローバル企業(yè)の資本?技術?賃金面のメリットが失われつつある。昨年より、マイクロソフト、グーグル、サムスンなど大手外國企業(yè)の重役が相次いで辭職しており、起業(yè)するか、あるいは百度?アリババ?小米科技(シャオミ)といった中國のIT企業(yè)に転職している。
▽マイクロソフトアジア工程院の張宏江院長が金山軟件のCEOに
中國最大のソフト開発販売會社のひとつである金山軟件は2011年10月19日、同年10月24日より、マイクロソフトアジア工程院の張宏江院長をCEOに迎えることを発表した。
張宏江氏は転職を決めた理由について、「中國経済は20年あまりの発展を経て、國內(nèi)企業(yè)に重要な土壌を提供し、人材の大規(guī)模な流動の時期を迎えた。グローバル企業(yè)の大規(guī)模な発展も、中國の科學研究にチャンスをもたらし、中國の人材育成を後押しした。中國には大きな市場がある」と語った。