靖國神社內の陳列室「遊就館」は侵略戦爭を公然と美化し、いわゆる「靖國史観」を喧伝し、日本が太平洋戦爭を発動したのは歐米による植民地支配からアジアを解放するためであり、日本は「ハル?ノート」を突きつけられて民族の生存のために真珠灣奇襲を余儀なくされたのだと公然と主張し、東京裁判は連合國が対日報復のために行った不法な裁判だと妄言を吐いてすらいる。安倍は再登板後間もなく、東京裁判について「日本人自身が行ったものではなく、連合國という勝者の側による斷罪だったと言うべきだ」との奇怪な話をぶち上げた。今や安倍は全く遠慮なく、靖國神社を堂々と參拝したことで、東京裁判を否定し、世界反ファシズム戦爭の成果と第2次大戦後の國際秩序を否定する邪悪な魂膽を一段と露呈した。村山富市元首相が少し前に人民日報への寄稿で指摘したように「日本はポツダム宣言、カイロ宣言および東京裁判の判決を受け入れることで、初めて國際社會に復帰できた。A級戦犯が合祀されている靖國神社に首相や閣僚が參拝することは受け入れた國際條約を否定することになる」のだ。
國際法の基本原則を守ることは國際社會のメンバーとして基本的な義務である。安倍の亡霊參拝は戦後日本が國際世論の了解を求め、國際社會に復帰した政治的な基礎を破壊した。これは歴史を逆行させるものであり、それがもたらす一切の責任は自らが負うほかにない。
安倍の行為は、世界反ファシズム戦爭の成果を斷固として守ることが、第2次大戦終結から60年余りになる今日もなお現実的な任務であることを、世界の人々にこれ以上はないほど明白に認識させた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月7日