資料寫真
中國の商務部(?。─?8日に発表した最新のデータによると、2022年の中國の実行ベース外資導入額は比較可能なデータで計算すると前年比6.3%増の1兆2326億8千萬元(1元は約19.0円)に上り、過去最高を更新した。米ドルに換算すると同8%増の1891億3千萬ドル(1ドルは約128.4円)だった。
分野別に見ると、製造業への外資の流入ペースが最も速かった。公式データによれば、22年の中國製造業の実行ベース外資導入額は同46.1%増の3237億元だった。ハイテク産業は同28.3%増加して、全國に占める割合が同7.1ポイント上昇の36.1%になった。そのうち電子及び通信設備製造業の成長率が最も高く56.8%に達した。
投資元の國?地域を見ると、主要國?地域からの投資が軒並み増加した。22年の歐州連合(EU)の対中投資は同92.2%と急増し、そのうちドイツは52.9%増だった。「一帯一路」(the Belt and Road)沿線國からの投資は同17.2%増、ASEANからの投資は同8.2%増となった。
大型プロジェクトの牽引役としての役割も強まっている。公式の統計によれば、22年の契約額1億ドル以上の外資大型プロジェクトによる実行ベース外資導入額は同15.3%増の6534億7千萬元に達し、中國の実行ベース全體の53%を占め、外資の安定に重要な支えを提供した。
最近、中國で新型コロナウイルス感染癥対策が最適化され、同感染癥は「乙類乙管」に調整された。また中央経済政策會議は市場參入を拡大し、現代サービス業分野の開放レベルを引き上げることを提起するとともに、外資系企業に対する內國民待遇を著実に実施し、知的財産権と外資系企業投資の合法的権利に対する保護を強化することを提起した。
「一連の有利な條件の下で、2023年の中國の外資導入規模は22年を上回ることが期待される」と予測するアナリストがいる。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年1月19日