1千億個。これは國家郵政局の宅配便ビッグデータプラットフォームがまとめた、2022年12月1日時點の最新の宅配便業(yè)務(wù)量のデータだ。昨年より7日間早くこの數(shù)字を達(dá)成した。それと同時に、ここ數(shù)年、農(nóng)村では宅配便物流システムの構(gòu)築ペースが加速し、「宅配便の農(nóng)村進(jìn)出」のカバー率が上昇し続けた。今では農(nóng)村に運ばれ、農(nóng)村から運ばれる宅配便は一日當(dāng)たり1億個を超え、ここから農(nóng)村消費市場のポテンシャルがうかがえる。

――農(nóng)村から中國全土へ 農(nóng)産物の流通がよりスムーズに

今年のダブル11（11月11日のネット通販イベント）に、江西省の若者の（左から右へ）凌雨南さん、藍(lán)寧さん、凌永春さん、呉海平さんたちが共同設(shè)立したEC企業(yè)が、新鮮なネーブルオレンジの注文を1日で1萬件以上獲得した。

果樹園で収穫し、仕分けの作業(yè)場に運ばれ、仕分けされ、箱に詰められ、車に積まれ……12月の江西省贛州市尋烏県では忙しそうな光景が見られた。新鮮なネーブルオレンジを詰めた箱が1つまた1つと中國全土をカバーする宅配便ネットワークを経由して、農(nóng)村から中國各地へ運ばれていった。

贛州は「世界的なネーブルオレンジの里」と呼ばれ、中でも尋烏は贛州南部の中核的なネーブルオレンジ生産エリアだ?，F(xiàn)地にとって重要な商品作物としての「尋烏贛南」印のネーブルオレンジは、今年は11月1日に収穫が始まり、生産量は22萬トンに達(dá)する見込みだ。

データによると、今年第1-3四半期（1-9月）には、中國の農(nóng)産物ネットワーク小売額は前年同期比8.8％増の3745億1千萬元（1元は約19.2円）に上り、成長率は同7.3ポイント上昇した。

國家郵政局郵政業(yè)安全センターデータ管理処の許良鋒処長は、「ライブコマースECなど新しいタイプのECが急速に発展するにつれ、宅配便業(yè)務(wù)量の供給構(gòu)造の最適化が一層進(jìn)み、より多くの種類の物品が、特にますます増加する農(nóng)業(yè)特産物が、この大きなネットワークを通じて中國全土の大市場と結(jié)びつくようになった」と述べた。

東南沿海地域から西北內(nèi)陸地域へ、絶えず補い合いながら緻密に張り巡らされた宅配便ネットワークが、宅配便の流通をよりスムーズにし、ますます多くの農(nóng)産物がこのネットワークを通じて中國全土に直接販売されるようになり、海外に進(jìn)出したものも少なくない。1つ1つの宅配便が農(nóng)家の収入増を支え、農(nóng)村の産業(yè)発展への道を敷いた。

――ネットで注文すると宅配便が家まで屆く 消費財が農(nóng)村の大市場に進(jìn)出

農(nóng)産物の中國全土での好調(diào)な販売が実現(xiàn)したと同時に、ますます多くの消費財が1つ1つの宅配便によって農(nóng)村に進(jìn)出し、農(nóng)家の買い物の選択肢をより豊富にしたと同時に、農(nóng)村消費の範(fàn)囲を拡大した。

中國各地で、宅配便の農(nóng)村進(jìn)出プロジェクトの本格的な展開につれて、農(nóng)村の宅配便物流システムが改善し続けた。國家郵政局のデータによると、中國の建制村（省市級國家機関による承認(rèn)を経て設(shè)置された村）では宅配便サービスのカバー率がすでに90％に達(dá)したという。

ますますスムーズになる宅配便の物流システムが農(nóng)村の人々のオンラインショッピングを非常に便利なものにした?！甘衷摔黏ⅳ?、ネットショッピングも便利になった。買い物をするのにわざわざ町まで行く必要がなくなり、定期市が開かれるのを待つ必要もなくなった」と話すのは河北省の農(nóng)村に住む貝慶華さんで、宅配便の農(nóng)村進(jìn)出がもたらした便利さを?qū)g感しているという。

ビジネスビッグデータのモニタリングによると、22年第1-3四半期に、中國全土の農(nóng)村ネット小売額は同3.6％増の１兆4978億5千萬元に達(dá)したという。

――配送ネットワークがますます密に 農(nóng)村消費のポテンシャル発揮をサポート

12月14日、中國郵政集団有限公司新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)烏魯木斉（ウルムチ）郵政區(qū)センターで、車から降ろされたばかりの宅配便が、輸送ベルトを通じて仕分け作業(yè)ラインへ運ばれる様子。（撮影?蔡増楽。畫像提供は人民図片）

商務(wù)部（?。⒇斦俊肄r(nóng)村振興局は今年、県域での商業(yè)建設(shè)行動を共同で計畫?実施し、各地が農(nóng)村商業(yè)施設(shè)の不足點を補い、農(nóng)村のECカバーエリア拡大を加速させるよう支援した。22年上半期には、中國全土で県レベル物流配送センター69ヶ所と村エリアのコンビニエンスストア6萬5千店が新設(shè)?改修された。

「ファーストワンマイル」と「ラストワンマイル」を切り開くことは、物流企業(yè)の業(yè)務(wù)展開の方向性にもなった。

22年、総合物流サービス企業(yè)の順豊の農(nóng)村サービス協(xié)力ステーションスポットは10萬ヶ所に増え、そのうち新たに開設(shè)された農(nóng)村代理協(xié)力スポットは3萬ヶ所に上り、「家のドアまで運ぶ宅配便」業(yè)務(wù)を進(jìn)めた。同年12月時點で、物流企業(yè)の菜鳥は中國全土1千ヶ所に上る県エリアの宅配便企業(yè)4千社余りが農(nóng)村宅配便物流スマート共同配送プロジェクト建設(shè)をサポートした。

國務(wù)院発展研究センター市場経済研究所の王青副所長は取材に、「デジタル技術(shù)が三-六線都市と農(nóng)村エリアへ本格的に広がり、農(nóng)村のデジタル化流通システムと商業(yè)施設(shè)の改善が続くのに伴って、小都市や農(nóng)村地域の消費のポテンシャルがこれから持続的に発揮されるだろう」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年12月29日