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中國の研究チーム、アルツハイマー病治療のリード化合物を発見

人民網(wǎng)日本語版 2021年01月20日13:19

アルツハイマー病の発癥メカニズムは非常に複雑で、臨床上効果的な治療方法や治療薬が存在していない。中國科學(xué)院昆明植物研究所が19日に明らかにしたところによると、中國の科學(xué)研究者はこのほど初めて、リモノイドがアルツハイマー病治療のリード化合物になりうることを発見した。これは新薬開発に新たなアプローチを提供した。科技日報(bào)が伝えた。

アルツハイマー病は高齢期に生じる最も一般的な神経変性疾患だ。中國の患者數(shù)は現(xiàn)在世界最多で、その介護(hù)と治療は家庭や社會(huì)の重い負(fù)擔(dān)になっている。各大手醫(yī)薬品メーカーや科學(xué)研究機(jī)関は近年、アルツハイマー病の新薬の潛在的なターゲットの模索、及びこのターゲットに効果を発揮する新薬の開発を模索している。中國では、要介護(hù)の高齢者やアルツハイマー病などの予防と干渉の強(qiáng)化が、第14次五カ年計(jì)畫期間(2021?25年)の「健康中國」建設(shè)の全面的な推進(jìn)の重大任務(wù)となっている。

中國科學(xué)院昆明植物研究所植物化學(xué)生物學(xué)チームのメンバーである◆小江院士(◆は赤へんにおおざと)のチームは長期間にわたり、植物由來のアルツハイマー予防活性物質(zhì)の発見に取り組んでおり、一連の成果を上げた。例えば、昆明動(dòng)物研究所の蔡景霞氏のチームと協(xié)力し2期臨床に入った「フェンクロベンピロン」、中國科學(xué)院遺伝?発育生物學(xué)研究所の楊崇林氏のチームと共同発見したリソソームの生成を促す重要な活性リード化合物「インゲノール」などだ。

◆小江院士のチームは同研究所の姚永剛氏のチームと協(xié)力し、ニガキ科の植物「牛筋果」から珍しい構(gòu)造を持つリモノイドを発見した。その構(gòu)造は最終的にX線単結(jié)晶回析実験で確認(rèn)された。タンパク質(zhì)免疫ブロット技術(shù)、酵素結(jié)合免疫吸著試験、細(xì)胞トランスクリプトームシーケンシング分析により、この化合物が多くのターゲットに効果を発揮することが分かった。この新しい発見は、アルツハイマー病の新薬開発に転機(jī)をもたらす可能性がある。関連成果は巻頭記事として、有機(jī)化學(xué)の権威ある學(xué)術(shù)誌「Organic Letters」に掲載され、発明特許を出願(yuàn)済みだ。(編集YF)

「人民網(wǎng)日本語版」2021年1月20日

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