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日本で人気の「臺灣のメロンパン」 実は香港地區発祥

人民網日本語版 2021年01月18日10:43

香港地區のパン?菠蘿包(パイナップルパン)と菠蘿油(パイナップルヨー)が近年、日本で人気を集めている。ただ、間違って「臺灣のメロンパン」と宣伝している店も少なくない。環球時報が各社の報道をまとめて報じた。

香港地區メディア?星島日報網の14日付けの報道によると、菠蘿包と菠蘿油が臺灣地區でも販売されるようになり、その後、日本で流行するようになった。しかし、菠蘿包と菠蘿油は臺灣地區のグルメだと勘違いしている日本人も多い。ある日本のネットユーザーは、コメント欄に、寫真付きで「臺灣のパイナップルヨー」と書き込み、日本のネットユーザーの間で議論を巻き起こし、「こんなに大きいけど、臺灣地區ってバターが安いの?」や「臺灣地區に行った時に見たことがある。でも、『香港地區』発祥だったと思うけど」などのコメントが寄せられている。報道によると、菠蘿包を「臺灣のパイナップルパン」と宣伝して売っているパン屋もある。例えば、大阪心斎橋の高級食パン専門店「非常識」は昨年10月、期間限定商品として「臺灣パイナップルパン」を販売した。「香港発祥メニュー」という言及はあるものの、「臺灣屋臺街の定番メニュー」と宣伝されていた。また、商業施設「グランフロント大阪」內にある「やまびこベーカリー」でも12月に、「臺灣グルメパンが集まるフェア」が開催され、「臺灣パイナップルパン」が販売された。

あるネットユーザーは、ツイッターに、「香港地區ではなく、臺灣のパイナップルヨーと言っている人は、香港地區に謝罪すべき。香港地區の飲食文化に失禮だ」と綴っているほか、別のネットユーザーは、「パイナップルパンは臺灣地區の屋臺でも売っているものの、臺灣地區の主流グルメではない。臺灣地區のタピオカミルクティーを日本のグルメと言っているのと同じ感覚だ」との聲を寄せている。

香港地區発祥の菠蘿包は、焼き上がるとこんがりときつね色になり、表面がパイナップルに似ていることから、「パイナップルパン」と呼ばれるようになった。菠蘿油は、菠蘿包が進化した商品で、菠蘿包に切り込みを入れ、厚切りのバターを入れたパン。ミルクティーとセットにしたモーニング、アフタヌーンティー向けとして、香港地區の多くのカフェで販売されている。

菠蘿包は1960年代に香港地區で登場した。それまであったパンに飽き、もっと味の濃いパンを食べたいと思った香港地區の人々が、パンに砂糖などの甘いトッピングをのせて焼くようになったという説がある。菠蘿包のサクッとした表面は、砂糖や卵、小麥粉、ラードで焼き上げられている。また、ロシアの丸いパンが、香港地區で進化し、表面がサクサクした菠蘿包になったという説もある。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年1月18日

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