春節(舊正月、今年は2月5日)中、「流浪地球」はモーメンツで最も頻繁に登場したキーワードだったに違いない。同映畫のヒットは劉慈欣の原作小説の人気にも火をつけることになった。銭江版報が伝えた。
浙江省杭州市の新華書店の來店客數は全體的に前年同期比で橫ばいとなっているが、その売り上げは目に見えて伸びている。一部のベストセラーを除き、最もよく売れたのは劉慈欣の「流浪地球」だった。慶春路購書センターだけでも、7日間で100冊以上売れ、店內の在庫は殘りわずかで、現在取り寄せ中だという。
同センターの沈暁紅マネージャーは、「當店は映畫ブームの強いけん引力を感じている」と話した。
言幾又杭州市場部の楊蕓さんによると、春節中に杭州市の5店舗で「流浪地球」が売り切れとなった。彼女によると、店內の約3割の利用客が本書を購入したという。
興味深いことに、「流浪地球」はその他のSF書籍の販売もけん引している。劉慈欣の短編?長編作品の他に、一部の定番となっている作品も読者から注目を集めるようになっている。
嘉里センター西西弗書店では、付近の住民は食事と映畫鑑賞を終えると書店に足を踏み入れ、劉慈欣の一連のSF作品を目にすると足を止めて注目し、手に取り購入する人も少なくない。
浙江省新華書店集団のデータによると、春節中の浙江地區書籍売上トップ10は、「紅巖」、「銀河帝國興亡史1」、「創業史」、「傅雷家書」、「屬貓的人」、「海底二萬里」、「駱駝祥子」、「三體」、「窓ぎわのトットちゃん」、「無羈」となった。うち「銀河帝國興亡史1」、「海底二萬里」、「三體」はいずれもSF小説で、売上ランキングのダークホースになった。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月14日
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