黒板をタッチし、機を隨意に組み合わせる。教室は出席率と顔を上げている生徒の比率を直接調べ、授業の様子が生中継される。北京理工大學の中関村キャンパス、良郷キャンパスでこのほど、30の「スマート教室」が設置された。北京晩報が伝えた。
◆黒板と機が便利に
スマート教室の教壇には、タッチ一體型端末システムが內蔵されている。パソコン、音響、大型ディスプレイなどの教育関連電子デバイスを1枚のディスプレイでコントロールし、ワンタッチでオン?オフを切り替えることができる。従來の教室で使用されていたプロジェクタースクリーンがなくなり、黒板に內蔵されているタッチパネル機能を持つ高畫質液晶電子ディスプレイが使用される。また教室両側の壁には4枚の電子補助ディスプレイが追加され、黒板のメインディスプレイの內容を表示し、情報を共有する。教室內の機も従來の固定型から移動型に変わった。教員と生徒は學習內容に基づき、グループ別のディスカッションができる。
◆オンラインで宿題を提出
このスマート教室にはさらに驚くべき機能がある。顔認証技術を利用し、教室內の生徒の學習狀況を分析し、出席率や顔を上げている生徒の比率といったデータを正確にキャッチし、教員の教育にデータサポートを提供する。また教室內の電子補助ディスプレイには獨立したパソコンが內蔵されており、攜帯電話やタブレットPCの投影、USBの資料読み取り、オンライン學習資料の入手、タッチパネルによる板書などの機能を持つ。生徒は自分の授業への理解や質問への回答をアップし、教員とリアルタイムで交流できる。さらに遠隔交流教室內で取付中のVR投影裝置は、2つのキャンパスにある教室のリアルタイム交流を実現する。生徒らは教員の授業に耳を傾けながら、相互交流できる。
◆VR?AR技術が教育に融合
北京理工大學で設置されたスマート教室には、2つの「思想政治スマート教室」がある。通常のスマート教室の機能の他に、さらに仮想現実(VR)と拡張現実(AR)とつながる技術プラットフォームが特別に設置されており、體験型授業など革新的な教育方法を提供する。同校の思想政治擔當教員によると、生徒はVRゴーグルを使い教室內で「紅軍と共に長征の道を歩む」などを體験し、理解を深め、授業內容を実感することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月25日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn