米國が発動した中米貿(mào)易戦爭がエスカレートする中、中國の対外経済貿(mào)易のデータが次々に発表された。9月の輸出は市場の予想を上回り、特に対米輸出の増加率が予想を大幅に上回り、上半期の実行ベース外資導入額の規(guī)模も米國を押さえて世界のトップに立った。國連貿(mào)易開発會議（UNCTAD）が15日に発表した報告によれば、「今年上半期の中國への海外直接投資（FDI）流入量は全體的な減少の流れに逆らって前年同期比6％増加し、総額は700億ドル（約7兆8624億円）を超え、中國は世界最大のFDI受け入れ國になった」という。米國の対中貿(mào)易戦爭の目標の一つは、外資が中國市場から撤退するよう迫ることだったため、この報告が発表されると、グローバル市場と社會各界には「米國の現(xiàn)政権は面目丸つぶれ」との見方が広がった。（文：梅新育?商務部國際貿(mào)易経済協(xié)力研究院研究員）

こうした數(shù)字が大勢の投資家の「自分の腳で歩いて投票した結果」であり、中國経済の持続的な発展の潛在力、中國のビジネス環(huán)境、今後の持続的改善の見通しに対する信任票であることは間違いない。米國の名目國內(nèi)総生産（GDP）の規(guī)模は今でも中國よりかなり大きく、目下の米國経済は好景気で、昨年末には大規(guī)模な減稅法案が可決され、大規(guī)模で非常に強力な規(guī)制緩和が行われるなどして、米國は外資の誘致で中國よりかなり有利な狀態(tài)にあるといえる。だがこうした狀況にあってもなお、米國が誘致したFDIフローは中國に及ばず、ここから米國の誤った対外経済貿(mào)易政策、コントロールを失った國內(nèi)の政治闘爭が、米國のビジネス環(huán)境と経済成長予測に実感できるほどの損害を與えているということがわかる。

中米貿(mào)易戦爭が長引くにつれて、その米國経済へのマイナス影響が徐々に顕在化するとともに、好景気のピークを迎えた米國経済の避けられない低迷狀態(tài)への落ち込みを加速させるとみられる。その一方で、中國経済は貿(mào)易戦爭でさまざまな打撃を受けながらも、十分な準備をし、力強く対処したため、実際の損害は予想よりも小さかった。UNCTADが発表したデータによれば、これは最大かつ反論不可能な事実だという。ここから予想されるのは、今後はより多くの投資家の心の天秤が中國に傾くようになるということで、中國は投資をめぐる長期的な競爭の中で勝利する自信がある。