2018年北京國際観光博覧會(2018BITE)では、日本の出展チームの規模が非常に大きいことが目を引いた。日本政府観光局(JNTO)や東京、京都、大阪、北海道、沖縄といった中國人観光客によく知られた人気観光都市だけでなく、湘南、岐阜、仙臺、新潟といった新興の観光目的地が中國人観光客に「胸襟を開き」つつある。「國際商報」が伝えた。
佐渡島は日本の本州北部に位置し、本土とは海を隔てて向かい合う離島だ。新潟市からの距離は約45キロメートルで、日本の島としては6番目に大きい。地形は獨特、風光明媚で「大自然の寶庫」などと言われる。島內には國定公園や県立自然公園などがあるが、中國人観光客にはまだほとんど知られていない。
佐渡観光協會の関連部門責任者は取材に答える中で、「実は佐渡島と中國には友好交流の歴史がある。トキはかつて日本の特別天然記念物で國際保護鳥だったが、2003年に野生絶滅した。1999年に中國から1つがいが贈られ、日本は人工繁殖に成功し、07年には日本のトキ生息數は100羽を超えた。また佐渡島は中國の陝西省と友好都市でもある」と述べた。
同責任者の説明によると、「佐渡島は離島だが、悠久の歴史と輝かしい文化があり、これは自然の景観以外の、中國に対する観光のアピール點でもある。たとえば佐渡金銀山遺跡、佐渡奉行所跡、宿根木の町並、妙宣寺の五重塔などがある。佐渡は『蕓術の寶庫』とも呼ばれ、島內には內容も豊富なさまざまな民間蕓能が伝わり、能、鬼太鼓、人形芝居を代表とする舞臺蕓術が祭りや史跡でのイベントなどを通じて伝承され、今では島民の日常生活の中で重要な位置を占めている」という。
同責任者は、「今はまだ中國人観光客の數は少ないが、BITEのような展示會を通じて、中國人観光客のみなさんに佐渡を知ってもらい、佐渡に來てもらいたい。私たちの願いは中國人観光客の訪日旅行がますます深まりをみせ、個性化し、さらに人のあまりいない観光地をより志向するようになったトレンドに合致してもいる。佐渡は中國人観光客の訪日観光市場に非常に期待している」と述べた。
佐渡は中國にアピールする日本の新興観光地の1つだ。日本は今回のBITEで各地の豊富な観光資源を紹介しただけでなく、JNTOが旅行の達人を會場に招いて、日本自由旅行の攻略ポイントや疑問について來場者に直接話す場面を設定した。またステージでのパフォーマンスや各種ゲーム、なぞなぞイベント、浴衣の試著、プレゼント抽選會などさまざまなイベントも打ち出した。うちわ作り體験會では、日本の「職人技」と「匠の心」を來場者に直接肌で感じてもらった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月20日
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