夏になり気溫が上がると、口の中がカラカラに乾き、厳しい熱さに耐えられなくなり、だれでも水分を摂りたいという強い思いに駆られることになる。一般的な狀況では、ヒトは1日あたり2500ミリリットルの水を必要とする。このうち食べ物から1000ミリリットルを摂取、自然な代謝作用で300ミリリットルが生み出されるため、體內に意識的に摂取しなければならない水の量は1200ミリリットルとなる。しかし、この季節、この量だけでは十分とは言えない。水をたくさん飲むだけでなく、水分が多く含まれる野菜である「冬瓜」を意識して摂取するとよい。冬瓜は、水分を補うだけではなく、熱中癥を予防する働きもあり、「夏に最適な瓜ナンバーワン」と言われているほどだ。人民健康網が伝えた。
冬瓜は水を多く含み、その実に96%が水分だ。カリウムの含有量も高く、100グラムあたり130ミリグラムのカリウムが含まれ、典型的な「高カリウム?低ナトリウム」の野菜となる。夏になると疲れやすいのは、暑くなり、気溫が上昇して、大量の汗をかき、汗とともにカリウムが體外に排出されるためだということは、あまり知られていない。カリウムがタイミングよく補充されない場合、酸性とアルカリ性のアンバランス、代謝異常、脈拍の亂れ、全身の無力感、だるさなどの癥狀が起こり得る。そのため、カリウムは人體にとって非常に大切な栄養素と言える。また、カリウムを適切に補充することによって、體內の余分なナトリウムの排出、心臓機能の保護、水分の補充、むくみの解消、熱中癥の予防など、多くのメリットが得られる。
冬瓜は、水分とカリウムの含有量が多いだけでなく、ビタミンCも豊富で、100グラム當たり18ミリグラムのビタミンCが含まれる。この數値は、キウイフルーツや柑橘系の果物には及ばないものの、リンゴより多い。そして冬瓜は満腹感が得られやすい割にカロリーは低いため、體重やスタイルが気になる女性にとってうってつけの食べ物だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月20日
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