民用航空局はこのほど、改定版「國際航行権資源配置?使用管理弁法」を発表した。新規則では、國際航行権資源に関する分類?配置?管理が行われ、「國際長距離路線は、一路線につき航空會社1社のみが運航する」とのルールが無くなることになる。
〇國際線を「一類」と「二類」に分類
「一類國際線」とは、中國と航行権を開放している國家を結ぶ路線、または航行権を一部開放している國と協議の上で開放された路線を指す?!付€國際線」は、一類國際線以外の航行権に制限が設けられた市場を行き來する國際路線を指し、「二類長距離國際線」と「二類非長距離國際線」の2種類に分けられる。中國國內都市から米國、歐州(ロシアは含まず)、オセアニア、アフリカの都市を結ぶ二類國際線を「二類長距離國際線」とし、これ以外は「非長距離國際線」とする。
民用航空局の擔當者は、「長い間、航空會社が長距離國際線を開拓する上でのリスクを引き下げる目的で、長距離國際線では、『國際長距離路線は一路線につき航空會社1社のみが運航する』とルールを実施してきた。中國の國際航空輸送発展が新たな段階に入るにともない、よりスムーズ?簡便で差別化が図られた國際航空輸送サービスに対する利用者のニーズは日増しに高まってきた。航空各社間の適度な競爭を促し、公共の利益を最大化し、北京新空港の大型拠點空港としての機能を効果的に発揮させるには、現有のルールを打ち破ることは必至のすう勢となった」と説明した。
新ルールでは、國際線の種類別に、異なる管理體制が敷かれる。
1.一類國際線は、指定航空會社の輸送人數、路線表、運航フライト、輸送力に関する制限を設けない。
2.二類長距離國際線では、競爭を段階的に導入する。航空會社が現在運航している二類長距離國際線は、新規參入を図る航空會社が弁法の定める參入基準を満たせば、參入が許可され、それによって「一路線一企業」ルールが打ち破られる。
改正版弁法は、旅客にどのようなメリットをもたらすのかという點について、中國民航大學経済管理學院の李暁津?教授は、「新たなルールが施行されると、航空券価格が値下がりし、より良いサービスが提供されることは間違いない?!阂宦肪€一企業』という従來の國際航行権配分方式は、航空會社側のリスクを引き下げたが、國際長距離戦の航空券代金が高いまま下がらないという問題を引き起こしやすかった。市場參入が拡大し、競爭がさらに激化すれば、國際長距離線を利用する旅客は、さまざまな國內航空會社の中から一つを選ぶことができ、よりリーズナブルな価格とより良いサービスが期待できるだろう」と分析した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月17日
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