協(xié)力を展開する國についての分析によると、中日韓はこうした「3＋X」協(xié)力モデルをすでに試行しており、20年以上の歴史があるASEANと中日韓の「10＋3」協(xié)力プロセスはその一例だ。過去20年にわたり、ASEANと中日韓は財政金融、エネルギー、地域一帯化、中小企業(yè)向けサービスなど多くの分野で密接かつ深いレベルでの協(xié)力を維持してきた。これからの「中日韓＋X」新モデルにおいて、ASEANの多くの國々が「パイの分け前に預(yù)かる」可能性があるという。また業(yè)界の専門家は、「一帯一路」協(xié)力のイニシアティブは発展しているところで、多くの參加國が産業(yè)構(gòu)造や経済構(gòu)造という點で中日韓と高い相互補完性を有する。こうした國々が「中日韓＋X」協(xié)力モデルを積極的に推進したなら、素晴らしい効果を上げることが期待できるという。

白副所長は協(xié)力分野について、「中日両國はともに高速鉄道製造技術(shù)を備え、これまでは世界市場で激しい競爭を繰り広げて、雙方とも利益が薄くなってしまった。『中日韓＋X』新モデルなら、両國のハイレベル?yún)f(xié)力を?qū)g現(xiàn)できる可能性がある。たとえば中國が実際の施工を擔當し、日本が金融面で融資を提供するという具合だ。韓國も車両設(shè)備の共同製造など參加することができる」と例を挙げた。

また白副所長は、「実際、『中日韓＋X』は公式のようなもので、どのような潛在的第4國市場との協(xié)力も、具體的な分野での協(xié)力も、この式に代入することができる。つまり將來には『中日韓＋ASEAN』や『中日韓＋高速鉄道』などさまざまな変形式が生まれる可能性がある。これもまた私たちが期待を寄せている點だ」と述べた。

中國國際問題研究員アジア太平洋研究所の宋均営副所長も、「中日韓協(xié)力のメリットを改めて生かすことは、米國の保護貿(mào)易主義や一國主義といった時代の潮流に合わないやり方への適切な対応であり、中日韓にとって、北東アジア地域全體にとって、ひいては世界にとって積極的な意義があるといえる。日本と韓國は安全保障上は米國の同盟國だが、経済面ではこれまずっとアジア太平洋地域や東アジアでの協(xié)力プロセスに溶け込んできたのであり、自由で開放的な貿(mào)易體制と地域の秩序を維持することは、中日韓の共同の利益に合致する」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月10日