地価の高い東京では、住宅問題が多くの社會人や學生を悩ませ続けている。そんな中、小型単身アパートが最近、若い社會人の間で人気を集め始めている。
東京の繁華街に位置するこのアパートは、見た目からは普通のアパートと全く変わらないが、アパートの廊下は1人がやっと通りぬけられるほどでその幅は1メートルにも満たない。部屋のドアを全開にすると、廊下のスペースがほとんど埋まってしまうほどだ。この小型アパートの各部屋の広さはわずか9平米。しかし基本的な生活設備は全てそろっている。ようやく1人が入れるほどの大きさのシャワールーム、トイレ、ミニキッチン、さらには寢室として使えるロフトもある。
それだけでなく、ディベロッパーは部屋をより広く見せようと、床から天井まで色を全て白に統一したり、高い位置に窓を設置して光を取り入れやすくし、視覚的に広く感じられるようにするといったように、デザイン面で様々な工夫を凝らしている。
通勤時間と生活コストを減らすため、築木駿傅さん(26)は先月、この小型単身アパートに引っ越してきた。築木さんは取材に対して、「このアパートの家賃は月6萬5千円で、給料の5分の1ほど。東京の中心地の平均家賃8-10萬円と比べると、かなり安い」と話した。
この小型アパート開発に攜わる「株式會社SpiLytus」の仲摩恵佑社長は、「東京の人口は増え続けていることから、東京23區のいい場所だけに特化したアパートを建設し、その入居率は99.3%にまで達している」と説明した。
日本の不動産企業の調査によると、日本でアパートを借りる人たちが部屋を選択するときに最も重視するのが交通アクセスの良さと家賃で、部屋の面積はほとんど重視していないという。また日本は殘業が多く、生活リズムもスピーディであるため、「家」を寢るための場所と見なす東京で働く一人暮らしの社會人がますます増えており、そのような社會現象が日本の賃貸物件市場に新たなビジネスチャンスをもたらしている。そして賃貸専用のアパートのデザイン?建設に乗り出す不動産企業もますます増えており、一部屋當たりの面積を小さくすることで部屋數を増やし、家賃回収率を高めている。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年4月24日
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