本社を深センに置く中國広核集団(以下「同社」)が22日に発表した情報によると、同社の事故耐性燃料(ATF)候補材料が21日、研究爐での中性子放射試験を開始した。これは中國のATF研究開発にとって節(jié)目となる出來事であり、同社が中心となるATF國家科學技術(shù)重大特別プロジェクトが新段階に入ったことを意味する。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
中國綿陽研究爐(CMRR)が21日、本年度最後の運行を開始すると、同社のATF候補材料は正式に研究爐での中性子放射試験を開始した。これはATF開発の重要なステップであり、中性子放射によってATFケース?爐心の候補材料を選出し、大量の貴重な爐內(nèi)性能データを入手し、今後の開発及び爐內(nèi)安全審査などを力強く支えることになる。
ATFは國際核燃料技術(shù)研究開発のバロメータで、原子力産業(yè)の60年間にわたる発展における重大な変革だ。また米國や日本、歐州などの國と地域の原子力大手が競爭を展開する中心分野でもある。2012年にコンセプトが打ち出されてから5年間にわたり、ATFの研究開発が急発展し、燎原の火のように広がっている。
中國のATF研究開発は2015年に始まった。同社が中心となり國家科學技術(shù)重大特別プロジェクトの課題「ATF重要技術(shù)研究」を擔當し、中國科學院や中國工程物理研究院、清華大學、西安交通大學などの科學研究機関?大學?企業(yè)と協(xié)力し、ATF技術(shù)研究開発ナショナルチームを結(jié)成した。現(xiàn)在すでにATFのコンセプトデザインと初歩的な分析?評価を終えており、S2FTM(超安全燃料)シリーズの研究開発に全力を盡くしている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年12月26日
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