外交部(外務省)の華春瑩報道官は1日の定例記者會見で、日本政府が発表した安倍晉三首相のケニア訪問時の両國の共同聲明について「ケニアと日本の共同聲明は雙方が合意した文書ではなく、日本側が一方的に発表した聲明だ。日本が自らの意志をアフリカ諸國に押しつけようと企てることは支持されない。アフリカ諸國を尊重していないことでもある」と表明した。
【記者】ケニア政府はこのほど外務省ウェブサイトで安保理改革や南中國海問題についての立場を重ねて表明。安保理改革問題でアフリカ連合共通の立場を堅持すると表明するとともに、南中國海問題における中國の立場への支持を重ねて表明した。日本政府はアフリカ開発會議(TICAD)終了後、安倍首相のケニア訪問時の両國の共同聲明を発表した。われわれは、ケニア側がいわゆる日本?ケニア共同聲明を発表してしないうえ、共同聲明における海洋、安保理改革に関する內容がTICADサミットが発表したばかりの「ナイロビ宣言」と一致しないことにも注意している。これについてコメントは。
【華報道官】中國側は、ケニア政府が先日外務省ウェブサイトで安保理改革と南中國海問題における立場を重ねて表明し、安保理改革問題でアフリカ連合共通の立場を堅持するとともに、南中國海問題における中國の立場を支持すると重ねて表明したことに注意している。
ケニア側は、いわゆるケニア?日本共同聲明は雙方の合意した文書ではなく、日本側が一方的に発表した聲明だとすでに表明している。安保理改革と海洋問題におけるケニアの立場は明確で、一貫したものだ。すなわちアフリカ連合共通の立場を堅持し、南中國海問題における中國の立場を支持するというものだ。
これは自らの意志をアフリカ諸國に押しつけ、私利を図る日本の企てを再び示した。こうしたやり方は不當であり、支持を得られず、アフリカ諸國を尊重していないことでもある。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月2日
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