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2016年8月31日  
 

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人民網日本語版>>経済

中國の提案が世界経済構造改革を推進 G20サミット

人民網日本語版 2016年08月31日08:19

グローバル経済が低迷を続けている。その深層レベルの原因はグローバル経済に內在する中長期的な構造的問題にある。國際的な経済?金融の枠組改革を深化させ、より効率の高いグローバル経済金融ガバナンス新プランをうち出し、主要20カ國?地域(G20)の危機対応メカニズムから長期的な効果を上げるメカニズムへというモデル転換を推進し、グローバル経済成長と國際協力の方向性を誘導することが、中國が今年のG20首脳會議(杭州サミット)での達成を期待する重要な成果だ。(文:張其佐?経済専門家、G20?新興國家発展戦略研究センター長)

現在、グローバル経済は全體として鈍化し、緩和を方向性とした金融政策では米國、歐州、日本などの発達したエコノミーの第2四半期(4-6月)の経済成長ペース低下の萌芽を摘み取ることは難しく、成長率は米國が1.2%、ユーロ圏が0.3%、日本はわずか0.2%だった。新興市場國は中國とインドの経済成長が相対的に安定していたほかは、成長率の鈍化をしっかりとくい止めることができていない。

ここからわかることは、グローバル経済に対する國際金融危機の影響がまだ続いているということだ。直近の科學技術革命と産業革命によってもたらされたエネルギーがなくなりかけており、従來型経済の體制と発展モデルの潛在能力も消滅に向かっている。2008年の金融危機が暴露した、米ドルが主導する従來型國際経済金融ガバナンス體制に存在する深刻な構造的欠陥とシステム的リスクが、グローバル経済構造のアンバランスをより深刻なものにしている。

グローバル経済の勢力図には大きな変化が生じた。だが従來型経済金融ガバナンスシステムにおける新興市場と発展途上國の代表権および発言権は現実にまったく見合っていない。國際通貨基金(IMF)における出資比率と投票権も日に日に拡大する経済規模と大幅にずれている。こうして従來型體制が新興市場と発展途上國に対する通貨のミスマッチを招き、新興市場と発展途上國は先進國の量的金融緩和政策(QE)のマイナスの波及効果によるリスクを押しつけられて、経済構造が長期的にバランスを失うことになった。


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