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2016年6月2日  
 

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人民網日本語版>>経済

日本で「ネコノミクス」沸騰 各産業の「招き貓」に

人民網日本語版 2016年06月02日08:16

日本人は貓が大好きだ。それだけでなく、最近は「ネコノミクス」という新語まで登場した。貓のたまが電車の駅長になり、廃止寸前の駅を救うと、「ネコノミクス」が急速に発展し、消費の新ホットポイントが次々生まれただけでなく、巨額の経済効果をもたらした。「環球時報」が伝えた。

エコノミクスは2007年に登場した。和歌山県の和歌山電鐵貴志川線貴志駅は乗降客が少なく、長年赤字続きで、廃駅目前だった。だが07年に鉄道會社の社員が奇策を思いつき、貓のたまを駅長に任命した。たまのために、駅員は自分たちがかぶるのとそっくりの帽子を作ってやった。帽子を頭にちょこんと載せたたま駅長は有名になり、大勢の人が可愛いたまを一目見ようと同駅を訪れるようになった。その結果、毎年192萬人ほどしかいなかった貴志川線の利用者は、一気に219萬人に増えた。たまは初年度に11億円の経済効果を生みだし、経営が低迷していた同線は廃線の危機を乗り越えた。この出來事があってから、日本企業はエコノミクスが生み出す市場に注目するようになった。

日本では貓はもともとペットだったが、ネコノミクスの登場後は本當に「福を呼び寄せる招き貓」に姿を変えた。たとえば最近は貓のいる美容院が増えている。テレビ朝日は次のようなケースを伝えた。東京の美容院のオーナーがたまたま貓を店に連れて行ったところ、1カ月で客足が2.5倍に増え、売上高も大幅に増加し、この貓は店の「看板貓」になった。オーナーは、「これまでは店の前を素通りする人が多かったけれど、ペットの貓がガラス越しに見えるようになると、可愛いので足を止める人が増え、お客さんになってくれる人も出てきた。こんなことからうちの店に新たな商機がやってきました」と話す。報道後、同じような店があちこちに生まれたという。

日本人の貓好きはネコノミクスの急速発展の土臺であり、貓に関係あることならすぐに注目と関心が集まる。日本では2月22日が「貓の日」で、この頃全國各地で10件を超える貓イベントが開催される。貓イベントとは貓をテーマにしたお祭りで、貓グッズや貓をモチーフにしたインテリア雑貨を販売したり、貓の寫真展を開催したりする。


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