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2016年5月13日  
 

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日露関係改善は容易でない

人民網日本語版 2016年05月06日13:10

共同通信社によると、日本の安倍晉三首相は6日、ロシアを訪問し、プーチン大統領と非公式首脳會談を行う。これに先立ち、ウクライナ危機を受けて日本政府は西側に追隨して対露経済制裁を発表したため、元々予定されていたプーチン大統領の訪日は実現しなかった。今回の日露接近は、雙方関係にどのような影響を與えるのだろうか?人民日報が伝えた。

■経済?貿易が先行

安倍首相はプーチン大統領との會談によって平和條約締結を促したい考えを一度ならず表明してきた。今回の日露首脳會談が北方四島(ロシア名?南クリル諸島)をめぐる領土紛爭を避けて通れないのは明らかだ。これについてプーチン大統領は以前「將來的には妥協できると思う」とのべ、四島の帰屬問題について対日姿勢をいくらか軟化させた。中國社會科學院日本研究所の呂耀東外交研究室長はこれについて「ロシアが敢えて低姿勢を示したのは、西側の経済制裁を打破し、経済?貿易によって國內経済の低迷狀態を突破するためだ。だがプーチン大統領は同時に、領土問題は1956年の日ソ『共同宣言』に基づくべきだとも強調している。これはロシアの譲れぬ一線だ。今回の日露首脳會談はやはり経済から著手し、経済協力を今後の領土交渉の下地とする。ロシア側の態度は明確だ。話し合う事はできるが、経済?貿易を先行するというものだ」と分析した。

■関係改善は容易でない

読売新聞によると、オバマ米大統領は電話會談で安倍首相に訪露計畫の一時停止を促したが、安倍首相は拒絶した。安倍首相は今年1月の初の記者會見で、両國の平和條約締結のため、プーチン大統領と合わなければならないと表明した。「安倍氏が訪露問題でオバマ氏に『ノー』と言ったことは、日本にとって対露外交が非常に重要であることを物語っている」。呂氏は「平和條約締結および四島の領土問題は日本の根本的利益に関わる。日本は米國と歩調をそろえて自らの根本的利益を捨てるわけにはいかない」と指摘。また、將來日露関係が急速に改善する可能性は大きくないとの見解を示した。

北京外交學院の周永生教授は「日本は多くの現実的な利益上の必要からロシアに友好的姿勢を見せているが、日露間の複雑な歴史的摩擦、領土摩擦を考えると、日露関係がすぐに春を迎えるのは不可能だ」と指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年5月6日

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コメント

最新コメント

秋月 龍一   2016-05-0758.157.98.*
安部がロシアと友好関係になりたい、と考える唯一の理由は、中國包囲網の完成のためにロシアを利用したいということだろう。ロシアとの領土問題が、日本世論が満足する形で解決することはありえない。こんなことは世界の常識だろう。日本では今日も反中報道が全國紙の一面を賑わしている。羽毛布団の原材料に低品質な中國製が混じっている、というものだが、まるで低品質製品は、世界で中國しかない、というような印象の記事だ。日本でも欠陥工業製品が世界で注目されているが、そんなことは無視だ。日本社會はきわめて陰険であり、この記事もよく読めば、後ろのほうで、中國製原材料にもいいものと悪いものがあるとは書いてあるが、國民はいちいち最後まで、記事を読みはしない。日本の禮儀とはこの程度の低級で陰険悪質なものだ。外國にまで出かけていって街の掃除をする日本人は記事になっていたが、諸外國民族との差別化を図るためにこのような行為を利用、宣伝する者がいるそうだ。もし、そういうことであれば、日本社會は、報道が連日、繰り返しているような、世界一禮儀正しい國どころか、世界一陰険で禮節を欠いた社會である、ということになろう。日中外相會談などという無意味で誤解を招くような愚行を繰り返すべきではない。