歐州訪問中の日本の安倍晉三首相は現地時間3日、EU本部を訪問したほか、ベルギーのミシェル首相と會談した。新華社が伝えた。
【南中國海に再び言及】
共同通信社の報道によると、3月にベルギーで起きたテロ事件を受け、日本とベルギーはテロ対策に関する二國間協議を始めることで合意し、年內に初會合を開くこととした。安倍首相は今月25、26日に開催するG7の伊勢志摩サミットで、テロ対策が重要な議題となることをミシェル首相に伝えた。安倍首相は行動計畫の策定とともに「世界のテロ対策をリードする決意」も表明した。
共同通信社によると「中國の海洋活動の活発化とウクライナ情勢にかんがみて、雙方は法の支配に基づき國際秩序を維持する重要性について共通認識にいたった」。
共同通信社によると、安倍首相は會談で南中國海問題に再び言及し、「懸念」を表明した。ジャパンタイムズの報道によると、イタリアとフランスの首脳と會談した際も、安倍首相は中國による南中國海の「軍事化」を「注視し、懸念している」とした。