北京に住む舒了さん(85)は、15年の歳月をかけて、北京市中心部を周回する環狀道路?二環路內にある胡同(フ―トン)と呼ばれる路地をめぐり、その後8年かけて「胡同マップ」を仕上げた。そんな舒さんは最近、體調がすぐれず、以前なら1日5キロは歩けていたものの、今は歩くのもままならず、仕上げた「胡同マップ」がどうなるのかと気をもんでいた。北京晩報が報じた。
北京西城區公文書館の職員は最近、舒さんの草橋近くにある舒さんの家を訪れ、「胡同マップ」のほか、撮影に使ったカメラや寫真を現像する設備、靴、帽子、本棚などを「展覧會を開催するため」に公文書館に運んだ。
舒さんの家で、西城區公文書局職員の一人?周海南さんは、計23年の歳月をかけて、手書きで仕上げた「胡同マップ」30枚がベッドの上に置かれているのを見て、「本當に驚かされる。舒さんは、全ての胡同だけでなく、胡同にある有名人の舊居や會館、皇族の邸宅、教會、さらに胡同の幅まで記している」と目を丸めた。